寒い日に歯が痛くなる理由
こんにちは!
今日で10月も終わり、明日からは11月ですね。
最近はすっかり寒くなりあっという間に冬が来るなぁとなんだかそわそわしてしまいます(^^ゞ
そんな季節の変わり目に皆さん歯の痛みを感じることはありませんか?
寒くなると肩こりが起きるように、歯の痛みも出やすくなる事があります。
今日は寒い日の歯痛についてお話したいと思います。
①歯ぎしり・食いしばり
寒さを我慢しているとき、お口の周りの筋肉は緊張状態にあります。
それによって必要以上に噛む力が強くなり、歯に加わる力が大きくなりすぎて痛みとして感じることがあります。
また、寒さに耐えて寝ていると無意識に歯ぎしりをしていることがあります。
冬場はお口の中のためにも、身体を冷やさないようにしましょう。
②象牙質知覚過敏
歯の象牙質と呼ばれる部分に寒気や冷気が入り込んで痛みを感じることもあります。
いわゆる知覚過敏です。
知覚過敏とは、歯の表面にあるエナメル質が削られ、象牙質が露出してしまって起こります。
象牙質がむき出しになってしまうと、歯の神経に繋がっている象牙細管と呼ばれる穴まで露出してしまいます。
歯の神経は、痛みを感じたり冷たいと感じる伝達気管です。
③かぶせ物や詰め物が冷えると招く痛み
クラウンと呼ばれているかぶせものや、インレーと呼ばれている詰め物。
材質によっては温度差により神経が残っている場合は痛みとして感じられることがあります。
エナメル質と同じように、歯の一部分を守るように修復している素材は歯の神経に近い位置へセットされているケースがあります。
修復している材料が冷えると神経に近い位置へその冷たさが伝わり痛みとして認識してしまいます。
④歯ぐきの血行不良
歯を支えている歯茎は体の末端にあたり、歯茎には無数の毛細血管があります。
冷えにより歯茎で血行不良が起きると、歯茎の免疫力が下がってしまいます。
健康時は歯茎の免疫機能が働き、歯周病菌を抑え込むことができています。
ところが、歯茎の血行不良で免疫力が下がると歯周病菌は待っていましたとばかりに悪さをし始めてしまいます。
歯周病は歯茎の病気ですが、歯周病により歯が痛いと感じることもあります。
冬の乾燥が虫歯の原因に?!
以前、ブログでもお話しましたが空気の乾燥はお口の中にとっても大敵です!
お口の中が乾燥してしまうと、むし歯菌から守る役割でもある唾液の分泌が少なくなり、むし歯になりやすくなってしまいます。
唾液の分泌を促進してお口の中の乾燥を防ぎましょう!
レモン、梅干しなどは唾液の分泌を促進する効果があります。
キシリトール入りのガムを噛むことも効果的です。
また、1日1~2リットルのお水を摂取すると良いでしょう。
これからどんどん寒くなる季節ですので、少しでもおかしいなと感じたらご自身で判断せずに受診することをお勧めします。
ご予約はお電話にて承っておりますので、お問合せ下さい(^^)/
定期健診に通っている人は歯を残せる!
こんにちは!
台風が過ぎ去り、一気に寒さが増し秋の訪れを感じますね。
今日は、歯の定期健診についてお話をしたいと思います。
このブログでも、定期健診の大切さについては何度かお話をしてきました!
その定期健診について、興味深いデータがあります。
こちらは、歯科先進国であるスウェーデンとアメリカ、日本の定期健診率と80歳の時点で残っている歯の本数を表したグラフです。
予防歯科で大事な、定期健診を受診している割合が高いスウェーデンやアメリカでは、80歳の時点で残っている歯の本数が日本の約2~3倍になっています。
すなわち、定期健診に通うことによって、歯を残せる本数やその可能性が2倍以上になるということです!
歯を失う原因第1位は歯周病!
歯周病は、30代くらいから高齢になるに従い、発生する確率がぐんんと高まります。
歯周病の治療・予防で基本となるのが、お口の中から病原菌を減らすことです。
その効果があるのが、毎日のご自宅でのセルフケアと歯科医院で受けるプロケアの併用です。
お口の中が虫歯や歯周病のなりやすい傾向に偏ってないか、歯科医師や歯科衛生士の目でチェックする定期健診(プロケア)は、むし歯や歯周病になるのを未然に防ぐのに役立ちます。
定期健診に通うと、生涯にかかる歯科治療費は半分以下に!
費用という面からみても、定期健診に通うことは効果が大きいです。
例えば、3カ月に1回定期健診に通うのと、むし歯になってから治療を受けるのではどちらが治療費を安く抑えられるでしょうか?
定期健診にかかる費用は、保険診療で1回3000円前後です。
年間12000円、つまり50年で生涯60万円程度です。
これに対して、虫歯になってしまうと、虫歯の治療はもちろん、将来的には詰め物・かぶせ物の費用などもかかってしまいます。
長い目で考えていただけるとわかりますが、むし歯は1度治せば終わりではないのです。
特に、保険診療で提供できる詰め物やかぶせ物には限界があり、通常5~10年程度で取り替えることになっている患者さんが多いのです。
ただ外して取り替えられればいいのですが、数年メンテナンスを行っていない歯は、取り替える際に2次むし歯になっている場合が多くあります。
そうすると再治療でまた更に治療費がかさんでしまいます。
また、むし歯が悪化し、歯を抜くしか方法がなくなってしまった場合にはインプラントや入れ歯、ブリッジなどの治療が必要となり、これもまた治療費がかさむことになってしまいます。
もちろん、治療費だけでなく、歯科医院に通う時間や労力、治療の痛み、食事での不具合など、様々な面で大きな負担となり得ます。
定期健診に通うことで、そういったストレスがなくなり、ごはんを美味しく食べることができ、生涯にかかる治療費をぐんと抑えることができます!
むし歯の再発を防ぐためにも、ご自身のセルフケアと歯科医院のプロケアをしっかり併用し、健康なお口の中を保ちましょう(^^)/
マウスピース型矯正について
こんにちは!
今日は気持ちの良い秋晴れです♪
暑すぎず涼しいお天気で、秋は過ごしやすくて良いですね(^^)/
さて、今日はマウスピース型矯正“インビザライン”についてお話したいと思います。
このブログでも以前ご紹介しましたが、今日はもう少し詳しくご紹介していきます!
幅広い年代の患者さんに安心
インビザラインは、10~60代の幅広い年代の方にとって安心な矯正治療です。
透明なマウスピースは付けていることが目立たず、自分自身で取り外すことも可能。
そのため、従来のワイヤー矯正のように装置に食べ物が詰まったりする心配もなく衛生的にも安心です。
また、その装置があたって痛くなったりの心配もありません。
10代の矯正治療“インビザラインティーン”
矯正治療を行うにあたって、10代のお子様は最も適した時期といえます。
①理想的な歯根の移動
小児用マウスピース矯正装置には歯根に理想的な力をかける「パワーリッジ機能」(マウスピースに加工されているくぼみ)が加工されているので、10代のお子様の歯に合わせたスムーズな切歯(前歯)の移動が可能です。
②未萌出・萌出途中の歯牙に対応
完全に生えていない歯が過剰に出ることを避けるための「萌出タブ」や、生えていない、または生える途中の歯が自然に生えてこられるような「萌出スペース」を確保。歯の成長を守りながら矯正を行えます。
③治療中も安心
金属製の矯正装置を利用しないため、装置の脱落などの緊急性を要する事態はなく、また治療途中でも歯みがきが普段通りにできるのでむし歯の予防もできます。
マウスピース型矯正についての良くある質問
▽マウスピース矯正で本当に歯が動くの?
歯を動かしていく原理はワイヤーもマウスピースも同じですので、マウスピースでも十分歯が動きます。
▽マウスピース型矯正とワイヤー矯正で迷っているのですが…
それぞれに良い点があります。ただし、マウスピース型矯正はすべての症状に対応できるわけではないので注意が必要です。はじめに検査をしっかり行い、医師の診断をしたうえでマウスピース型矯正を行います。
▽マウスピースは目立たないといいますが本当ですか?
当院で使用しているマウスピースは薄く透明なマウスピースです。
▽マウスピースを装着したままのお食事はできますか?
マウスピースを装着したままの食事はマウスピースの変形や破損の恐れがありますので、必ず外してからお食事をとるようにしてください。
▽アタッチメントとはなんですか?
マウスピースが歯にしっかりと固定され、歯を動かすための圧力がかかるように設置する白い突起物のことです。直接歯に接着します。
▽アタッチメントを外すときに歯は削れないのですか?
歯が削れない特殊な機械を使って突起物を外していきますので、削れる心配はありません。
▽マウスピースの洗浄方法は?
マウスピースを外した後、水かお湯で汚れを拭き取ってください。専用のマウスピース洗浄剤もございます。
矯正治療についてのご相談は無料で承っております。
お電話にてご予約ください(*^_^*)
インプラント学会に参加してきました!
こんにちは!
先日、大平院長が“日本口腔インプラント学会”へ参加してきました。
共同演者の高橋先生との勉強会でした。
大平院長は、ユニバーサルインプラント研究会に所属し、中川先生という方から矯正治療を含めたインプラント治療や“骨の造成”について学んでまいりましたが今回は集大成だったそうです!
~以下、大平院長より~
“骨の造成”では、自己血液採取による再生療法を行い、骨が足りない前歯先天欠如に対してインプラント治療をされた症例でした。
患者さんの前歯に対するコンプレックスが解消されたというエピソードも聞けて感動しました。
中川先生には、ピエゾサージェリーや再生療法を3年前より教わり、当院でも自己細胞由来のAFGを用いた低侵襲な治療を取り入れております。
中川先生とのご講演は、聴く人を引き付ける話し方をなさっていて、大変参考になりました。
矯正専門医との連携を密にとることで、治療のゴールをより審美的に優れたものにできるということを痛感致しました。
当院での、咬合治療にも取り入れて、機能的にも審美的にも満足の得られる治療を目指していこうと考えています。
ドライマウスとは?
こんにちは!
今日も涼しく過ごしやすいお天気です♪
その一方で、秋から冬にかけて空気の乾燥が気になりますね(*_*)
空気の乾燥は、風邪をひきやすくなったりお肌も乾燥したりと大敵です!
また、お口の中の乾燥にも要注意です。
空気が乾燥すると、健康な方でも喉やお口の中が渇きがちになります。
お口の中が乾燥すると…?
皆さん“ドライマウス”をご存知ですか?
ドライマウス(口腔乾燥症)とは、唾液の分泌が低下してお口の中が渇く病気です。
唾液が不足する事で様々なお口のお悩みを引き起こしますが、ご自身がドライマウスだと気づいてない方が多いのです。
セルフチェックしてみましょう!
・食事がとりにくくなる
・乾いた食品を食べづらい
・口が渇いて喋りにくい
・夜間、水を飲むために目が覚める
・口の中がネバネバする
・舌が渇いてヒリヒリする
・口臭が気になる
・入れ歯が擦れる
他にも、唾液の分泌量が減少することで次のような症状に繋がることもあります。
・むし歯や歯周病になりやすくなる
・口内炎ができやすくなる
・風邪をひきやすくなる
・味覚がおかしくなる
唾液の役割
唾液には、抗菌作用や自浄作用などがあり、健康を守る重要な役割があります。
・抗菌作用…お口の中の細菌の増殖を抑える
・自浄作用…お口の中の細菌や食べかすを洗い流して綺麗にする
・消化作用…唾液に含まれる消化酵素により、デンプンを分解して消化を助ける
・保護作用…お口の中の粘膜を保護し、傷を修復する作用がある
・歯の再石灰化作用…歯の表面から失われたカルシウムやリンを補って修復します
~ドライマウスの対処法~
①噛むことで唾液の分泌を促す
ガム(キシリトール配合のもの)を噛んだり、食事の際には水分をしっかりとり、噛む回数を増やすように心がけましょう。
また、レモンやミカンなどの柑橘類、梅干しなども唾液の分泌に効果的です。
②保湿ケア
保湿ケア製品を使ってお口の中の保湿をしましょう。
専用のマウススプレーやジェルを使うとよいでしょう。
また、乾燥した室内にいるとお口の中も乾きます。
加湿器などを使ってお部屋の中が乾燥しないようにしましょう。
③唾液線のマッサージをする
唾液線のマッサージが効果的です!
強く押さずに優しくマッサージをしましょう。
正しい位置を押すと唾液がジワーっと出てきます。
④舌の運動をする
舌を動かすことで唾液線が刺激され唾液の分泌を促します。
ドライマウスが改善するとお口本来の働きがスムーズになり、おいしくお食事が摂れるようになります!
これからもっと寒くなり空気が乾燥する季節、お口の中も乾燥対策をし、健康なお口の中を保ちましょう(^O^)/
お子さんの歯みがき
こんにちは!
今日から3連休ですね♪
すっかり涼しくなり秋の訪れを感じます(^^)
今日は、お子さんの歯みがきの仕方についてお話したいと思います。
当院でもたくさんのお子さんが検診などでお越しくださっています。
その中でも、やはり泣いてしまって上手にできない子も多くいらっしゃって、ご自宅での歯みがきも嫌がって困っているというお声も親御さんからお聞きします。
どうやって歯みがきをしたらいいのかなど様々な不安を抱えている親御さんも多いと思います。
乳歯のむし歯って問題あるの?
乳歯は生え変わるのでむし歯になっても問題はないのでは?と思う方もいらっしゃるかもしれません。
それは大きな間違いで、乳歯がむし歯になることで永久歯もむし歯になりやすくなったり、永久歯の歯並びが悪くなるといった悪影響があります。
赤ちゃんは唾液の量が多い為、大人に比べるとむし歯になりにくいですが一切虫歯にならないというわけではありません。
大人のように1日3回しっかり磨く必要はありませんが、赤ちゃんの成長に合わせて適度に綺麗にすることが必要です。
歯みがきの習慣を身につけよう!
赤ちゃんの時の歯みがきは、虫歯予防のほかに今後の歯みがきの習慣を身につけるという意味でもとても重要です。
お口の中へ異物が入ることに慣れることから始まり、小学校に入るころまでには自分で歯みがきをできるようになる事が目的です。
泣いて嫌がる子には無理やりやらずに、機嫌がよいときに行ったり、まずは口周りに触れるだけなど、拒否反応が起こらない程度にしましょう!
歯みがき方法について
・6か月~1歳頃
乳歯が下に2本生えたら歯みがき開始
・1歳頃
前歯が上下4本ずつ生えたら本格的に歯磨き開始
・1歳半頃
奥歯が生えたら歯磨き法を変更
・6歳頃
6歳臼歯(奥歯の永久歯)が生えたら要注意
この時期の1番の目的は歯ブラシに慣れること!
大人のように1日3回しっかり磨く必要はありませんので、無理やり磨かないようにしてあげてください。
歯みがきを慣れさせるために
1.笑顔で楽しい雰囲気を作る
いきなりお口の中に異物が入ってくるので嫌がられて当然くらいの気持ちでいましょう!
歯みがきの時間が楽しいものと思ってもらえれば自然と歯ブラシも受け入れてもらえるようになるはずです。笑顔を心がけましょう。
2.体制に慣れてもらう
歯みがきのときだけ普段と違う体制にするのは良くありません。
歯みがきの時間以外でも寝かせ磨きの体制でスキンシップをとって、その体制でいることを好きになってもらいましょう。
オモチャで遊んだり、ほっぺや口周りに触れたりして徐々に歯みがきに移っていくといいでしょう。
3.歌や音楽を流しながら歯みがきをする
歯みがきを嫌がる子に1番効果的なのは、楽しい動画を見せて一緒に歯みがきすることです。
YouTubeにも楽しい歯みがき動画があがっていますので参考にしてみてください♪
4.手鏡を持たせて興味を沸かせる
手鏡を持たせて、お口の中で何が起きているか説明しながら歯みがきをします。
“ここにばい菌がいる”“ここがきれいになっている”など、自分で磨きたくなるような会話をしましょう!
5.とにかくほめてあげる
歯みがき中や終わった後は必ず褒めてあげましょう。
もし上手に磨けていなくても仕上げ磨きをしてあげれば大丈夫です!
おうちでの歯みがきに慣れていれば、歯科医院でお口を開けることもより上手にできるようになると思います。
当院では、お子さんの検診・ブラッシング・フッ素塗布を行っております。
ご予約お待ちしております(^^♪
むし歯じゃないのに歯が痛む理由
こんにちは!
先日の関東台風直撃、怖かったですね(>_<)
夜中に雨風の音がひどくぐっすり眠れませんでした…
翌日の交通機関にも大打撃で皆さん通勤、通学にも一苦労だったと思います。
当院でも、先生やスタッフのほとんどが電車通勤のため定刻通りに出社できず、大変ご迷惑をお掛け致しましたm(__)m
今日はすっかり良いお天気に恵まれ猛暑となりましたね!
ひまわり歯科は今日も明るく診療中です(^O^)/
さて、今日は歯が痛くなる理由についてお話したいと思います。
“歯が痛い”原因としてまず思い浮かぶのは皆さんむし歯だと思います。
しかし、実際にはむし歯じゃなくても歯の痛みが生じることがあります。
①歯周病
むし歯と並んで歯痛が起きる代表的なものです。
歯周病に感染していると、歯ぐきの腫れ、出血、痛みを生じます。
このブログでも何度か歯周病についてはお話しましたが、歯周病は必ず治療が必要なお口の中の病気です。
②歯ぎしり・食いしばり
日常生活において力仕事などで歯を食いしばる事がある方、寝ている時に歯ぎしりをしてしまう方は、歯の表面が擦り減ってしまうことにより痛みを生じることがあります。
また、過度に力が加わることにより歯がぐらついたり、ひび割れることにより痛みが生じることもあります。
就寝時の歯ぎしり対策としては、マウスピースの着用が必要となります。
③歯が削れている
過度な強さによる歯みがきをしていると、歯ぐきとその周辺の歯が削れてしまうことがあります。
歯と歯茎の境がえぐれる形から“くさび状欠損”と呼ばれ、神経が近くにあるため歯ブラシの際に痛みが生じたり、削れ具合によっては冷たいものや風がしみます。
俗にいう“知覚過敏”の症状です。
削れた部分はレジンと呼ばれるプラスチックで修復し、正しいブラッシングの仕方を指導します。
④噛み合わせ・歯並び
日常生活において歯は、噛み合わせによる力を負担しています。
その力により歯、歯ぐき、歯を支えている骨、顎の関節が負傷してしまうことがあります。
これには歯並び・噛み合わせが深く関係しておりバランスよく歯に負担のかかりにくい歯並びであれば症状が出ることは少ないですし、歯に負担のかかりやすい歯並びであれば負傷しやすくなってしまいます。
噛み合わせによって生じる痛みの場合、歯を少し削って噛み合わせの調整を行います。
歯並びが原因の場合は、歯列矯正が必要となります。
歯が痛い=むし歯とは限りません。
実は、先日私自身も歯が痛くなり虫歯を疑い先生に診てもらいました。
すると、原因はむし歯ではなく噛み合わせと歯ぎしりだったのです(*_*)
日頃から歯はわずかながらも動いたり歯ぐきも変化しているので、今まで何ともなくても突然噛み合わせによる痛みが生じることは不思議な事ではないそうです。
絶対にむし歯だと思うほど激痛だったので噛み合わせと歯ぎしりが原因だと知った時には驚きでした。
噛み合わせひとつでこんなに痛くなってしまうものなのかと…。
そこで、痛みの原因はむし歯だけではないことを皆さんにお伝えしたく、ブログにしました!
歯や歯茎、顎などに少しでも違和感を感じたりしたら痛みがひどくなる前に受診する事をお勧めします。
ご予約承っておりますのでお電話くださいね(^^)
食欲の秋
こんにちは♪
9月になり少しづつ暑さも和らぎ、過ごしやすくなってきましたね(^^)/
皆さんいかがお過ごしでしょうか?
食欲の秋到来ということで、今日は食生活と歯の健康についてお話したいと思います。
~なぜ歯医者で食事指導をするのでしょう~
食生活と歯医者って関係あるの?と疑問に思う方も多いかもしれません。
むし歯や歯周病が発生してから治療を行うといった対処療法だけでなく、当院では予防歯科にも力を入れています。
食事指導や栄養療法をお口の健康作りのプロとして、患者さんに向けて行っております。
むし歯や歯周病にならない為に、生活習慣(食生活)から見直してみましょう。
適切な栄養療法による予防・改善
・歯周病
成人の約8割がかかっていると言われる歯周病。
放置していると歯だけでなく、全身疾患にも繋がります。
歯周組織はコラーゲンでできているため、コラーゲン生成に必須であるたんぱく質・ビタミンC・鉄を摂取することで、骨や歯茎の健康が維持され、歯周病の改善・予防に繋がります。
▽たんぱく質が豊富な食材▽
▽ビタミンCが豊富な食材▽
▽鉄が豊富な食材▽
・むし歯
特に必要なものはカルシウムよりもマグネシウムです。
マグネシウムはカルシウムのコントロールをしており体内で325種類もの酵素の働きに変わっています。
また、唾液の性状を改善する亜鉛も必要とされます。
▽マグネシウムが豊富な食材▽
▽亜鉛が豊富な食材▽
・重金属のデトックス
人体には知らず知らずの間にいろいろな毒素が蓄積します。
その中の1つに重金属の問題があります。症状は様々ですが、慢性疲労や頭痛などの原因となることがあります。
その1つとして、虫歯治療の後に行うかぶせ物・詰め物である俗にいう“銀歯”が関わってきます。
すでに体内に蓄積された重金属はa-リポ酸など硫黄化合物(玉ねぎ・ニンニク・ニラなどアブラナ科の野菜に含まれる)を摂取する事で体外への排出を促します。
また、その人に合わない金属が歯に詰めてある場合は除去して、金属ではないものに変える必要があります。
▽硫黄化合物が豊富な食材▽
・ドライマウス
唾液の分泌量が低下し、飲み物が手放せなくなる症状がドライマウスで、口臭や歯周病のリスクが高まります。
原因は、ストレス・生活習慣・加齢・口呼吸などさまざまですが、亜鉛やコエンザイムQ10、マグネシウムなどで唾液の質を良くすることができます。
また、抗酸化作用のある成分を効果的に摂取することで改善が期待できます。
▽コエンザイムQ10が豊富な食材▽
いかがでしたか?
毎日何気なくとっているお食事も、お口の中の健康に繋がります。
規則正しく、バランスの良い食事を心がけ、お口の中の健康を維持しましょう!(^^)!
歯肉炎の症状はありませんか?
歯みがきをしている時に血が出てきたことはありませんか?
鏡をよく見ると歯ぐきが赤くなっていたり、ぷくぷく丸くなっているところはありませんか?
これが歯ぐきの病気『歯肉炎』の症状です!
日本人の場合、10~20代前半で既に60%の人が歯肉炎にかかっているといわれています。
歯肉炎は、歯周病と呼ばれる歯ぐきの病気の初期段階です。
歯周病は、はじめは強い痛みはなくゆっくり進行しますが、歯肉炎の状態で歯みがきや食生活を改善せずに放置しておくと、やがて歯を支えている組織が破壊され、将来歯がグラグラになり抜けてしまいます。
今のうちから歯周病予防を始めましょう!
歯肉炎の症状は?チェックしてみよう!
◇朝起きた時に口の中がネバネバする
◇ブラッシング時に出血がある
◇口臭が気になる
◇歯肉がむず痒い、痛い
◇歯肉が赤く腫れている(健康な歯肉はピンク色で引き締まっている状態)
◇かたいものが噛みにくい
◇歯が長くなったような気がする
◇前歯が出っ歯になったり、歯と歯の間に隙間がでてきた。
いかがでしょうか?
1つでも当てはまる方は注意が必要かもしれません(>_<)
どうして歯肉炎になったのか?
◇歯みがきはしているけど、綺麗になっているか自信がない
◇甘いものが大好きでおやつなどの間食が多い
◇ジュースや炭酸飲料・スポーツドリンクを毎日飲んでいる
◇正しい歯みがきの仕方がわからない
◇気づくと口で息している(鼻で息ができない)
歯みがきできちんと汚れが取れていないと、お口の中ではプラーク(歯垢)と呼ばれる細菌の塊が、食べかすや甘い飲み物をエサに繁殖します。
そして、その細菌により歯茎が歯肉炎になり、出血したり赤くなったりしてしまうのです。
歯みがき&食生活を見直しましょう!
・歯肉炎は、早く治療を始めれば早く治すことができます
・歯科医院で歯みがきの仕方を習いましょう
・歯みがきだけでなく食生活も大切です。好き嫌いなくバランスよく食事をしましょう。
また、おやつはダラダラ食べずに時間と量を決めて食べましょう。
・お子さんは、塾・部活等で生活が乱れたり、受験などのストレスも影響します。
生活のリズムを整え、睡眠を充分に取るようにしましょう。
歯肉炎、歯周病については当院でも検査・治療を行っています。
初診の方はもちろん、定期健診でも必ず歯周病検査を行っております。
また、歯肉炎の方におススメの歯科専売の歯ブラシや歯みがき粉の販売もございます。
お気軽にご相談ください(^^)/
むし歯になりやすい時期
こんにちは♪
今日で8月も終わり、明日から9月ですね!
まだまだ残暑は続くそうなので、お体にはお気を付けくださいね。
今日は、“むし歯になりやすい時期”についてお話したいと思います。
ライフステージとむし歯リスクの関係
年齢による口腔内、生活環境の変化によってむし歯のリスクは変動します。
各ライフステージにおけるリスクを知って、むし歯の予防を心がけましょう。
①乳児期 生後6か月頃
~乳歯が生え始める~
・離乳食が始まる
・未成熟なエナメル質(乳歯)
・唾液線の未発達
②幼年期 3歳頃
~乳歯が生えそろう~
・親の唾液からむし歯が感染しやすい
・親と同じものを食べ始める
③学童期 6~10歳頃
~永久歯が生え始める~
・未成熟なエナメル質(永久歯)
・乳歯と永久歯が混在した凸凹の歯並び
・自分で歯みがきするようになる
・親の仕上げ磨きがなくなる
④思春期 12~18歳頃
~永久歯が生えそろう~
・お小遣いで買い食いができる
・部活でスポーツドリンクを頻繁に飲む
・成長ホルモンの変化で歯肉縁が増える
⑤成人期・妊婦期 20~50歳
~歯質が成熟する~
・働き盛りで歯医者に通う時間がない
・歯肉炎の原因となるタバコやお酒がOKになる
・治療した歯が再び虫歯になりやすい
・唾液phの低下(妊婦期)
・内分泌機能の低下(妊婦期)
⑥高齢期 60歳以降
~歯質の衰えがみられる~
・歯肉が痩せて歯の根が見える
・生活習慣病が増える
・唾液分泌の低下
・咀嚼機能の低下
むし歯の原因となる3つの要素
むし歯は、歯質、細菌、食べ物の3つの要素に時間の経過が加わってできると言われています。
つまり、これら3つの要素が重なる時間が短ければむし歯になる可能性が低く、長ければむし歯ができやすくなるのです。
・歯質
歯の強さや唾液の力によってむし歯になりやすいかどうかが左右されます。
・むし歯菌
主なむし歯菌はミュータンス菌です。この菌はプラーク(歯垢)をつくり、また歯を溶かす酸をつくります。
・糖質
糖質の中でも特に砂糖を含む食べ物や飲み物がむし歯の発生に影響を与えます。
むし歯になるリスクを小さくするには…
むし歯の原因となる3要素の重なりあう時間や面積をできるだけ少なくすることで、むし歯になるリスクを下げる事ができます。
・歯質
フッ化物を使った歯質強化。よく噛んで唾液の分泌を促進。歯科医院でのシーラントによる予防など。
・むし歯菌
ご家庭での歯磨きや、歯科医院でのプラーク除去。菌の活動をおさえるキシリトールやフッ化物の使用など。
・食べ物
バランスのとれた食生活。おやつの習慣。砂糖などむし歯の心配がないおやつの選択など。
むし歯になる原因は人それぞれです。
ご自身に合った虫歯予防法で、虫歯にならない健康な歯を目指しましょう!
予防法などについてはいつでもご相談ください(^^)/