キシリトールをうまく活用しましょう🦷
キシリトールとは?
キシリトールはシラカバやトウモロコシの芯などから採れるキシラン・ヘミセルロースという物質を原料にした甘味料です
◎キシリトールの甘さは砂糖とほとんど変わりません
◎口の中に入れるとすぐに溶け、多くの熱を吸収するので、ひんやりとしたさわやかな甘さが広がります
虫歯菌を弱らせ、歯を守ります!
虫歯菌は砂糖により虫歯のの原因となる酸を作りますが、キシリトールでは酸を作れません
さらにキシリトールにより虫歯菌の活動が弱まり、砂糖などの糖からも酸を作ることができなくなります
キシリトールを口の中に入れると、唾液がたくさん出て歯の表面を中和し、歯を酸から守ります
キシリトールを上手にとろう!🤩🦷
食事をする→キシリトールをとる→しっかり歯磨き
キシリトールの効果で、歯垢がはがれやすくなる👌
~歯の生え始めから、生えかわりが始まるまで~
~歯の生え始めから、生えかわりが始まるまで~
●6~7ヶ月頃から歯が生えてきます
乳歯は、生後6~7ヶ月になると下の前歯から生え始めます。歯が生えてくる時期は個人差が大きいので、何ヶ月か早くても遅くても、あまり気にしなくて大丈夫です。
●1歳半頃
乳歯の奥歯が生え始めます。この頃から、食べ物をかみ砕いてつぶすことができるようになってきます。
☆1日1回の歯みがきの習慣をつけましょう。
●2歳頃
乳歯の犬歯が生えてきます。この頃から、野菜や肉などを前歯でかみ切る能力が高まります。
☆仕上げ磨きを嫌がる場合は、ポイントを絞って短時間で磨きましょう。
●3歳頃
乳歯の最後の歯が生えてきて、だいたい3歳頃までには20本の乳歯がすべて生えそろいます。
☆歯みがきの大切さを教え、お子さんが進んで歯みがきができるようにしましょう。
●6歳頃
乳歯から永久歯へ歯の生えかわりが始まります。あごや身長の成長に合わせて、6~12歳頃の間に永久歯に生えかわります。
☆生えてきたばかりの奥歯は、歯ブラシが届きにくく汚れがたまりやすいので、とくにていねいに歯みがきをするようにしましょう。
~歯がぜんぜん生えてこない!?~
●「乳歯萌出遅延」
個人差はあるものの、ごくまれに「乳歯萌出遅延(にゅうしほうしゅつちえん)」と呼ばれる疾患で、1歳を過ぎても歯が1本も生えてこない場合があります。原因としては、低体重児・早産などによって赤ちゃんの身体が未発達であることや、薬の副作用での歯肉の増大、先天性疾患によるものがあります。
「乳歯萌出遅延」が見られても、3歳頃までには乳歯が生え揃うケースが多いため、しばらくは経過観察が必要でしょう。
● 「癒合歯」
普通は1本ずつで生えるはずの乳歯が、「癒合歯(2本くっついて生えてしまっている状態の歯)」だった場合は、なかなか生えてこないということがあります。
この「癒合歯」は、生活していく上で問題がなければ治療の必要はありませんが、2本の歯がくっついている箇所の歯磨きがしにくく、虫歯になりやすかったりします。
「癒合歯」である乳歯が抜けたあと、永久歯が2本分作られていないことから、生えてくる永久歯が足りない場合があります。
●「先天性欠如」
通常であれば永久歯は、ぜんぶで28本(親知らずを除く)ありますが、その永久歯がまったく生えてこない症状を「先天性欠如(せんてんせいけつじょ)」と言います。
歯茎の中で永久歯が育てば、乳歯は自然と抜け落ちますが、この場合は永久歯が育っていないため、大人になっても乳歯のまま、ということになってしまいます。しかし、乳歯は永久歯に比べて根が浅く虫歯になりやすいため、生涯その歯を使い続けることは難しいでしょう。
歯肉炎の症状はありませんか?
歯磨きをしている時血がが出てきたことはありませんか?
鏡をよく見ると歯茎が赤くなっていたり、ぷくぷく丸くなっているところはありませんか?
これが歯茎の病気『歯肉炎』です。
日本人の場合、10~20代前半で既に60%の人が歯肉炎にかかかっていると言われています。
歯肉炎は、歯周病と呼ばれる歯ぐきの病気の初期段階です。歯周病は、はじめは強い痛みはなくゆっくり進行しますが、歯肉炎の状態で歯みがきや食生活を改善せずに放置しておくと、やがて歯を支えている組織が破壊され、将来歯がグラグラになり抜けてしまいます。今のうちから歯周病予防をはじめましょう!
どうして歯周炎になったのか?自分の生活を振り返ってみましょう!
□歯みがきはしてるけど、きれいになっているか自信がない。
□甘いものが大好きでおやつなどの間食が多い。
□ジュースや炭酸飲料・スポーツドリンクを毎日飲んでいる。
□正しい歯みがきの仕方が分からない。
□気づくと口で息をしている。(鼻で息ができていない)
当てはまるものはありましたか?
歯みがきできちんと汚れが取れていないと、お口の中ではプラーク(歯垢)と呼ばれる細菌の塊が、食べかすや甘い飲み物をエサに繁殖します。
そして、その細菌により歯ぐきが歯肉炎になり、出血したり赤くなったりしてしまうのです。
まずは歯みかき&食生活を見直しましょう
・歯肉炎は、早く治療を始めれば早く治すことができます。
・歯医者さんで上手な歯磨きの方法を習ってみましょう。
・歯磨きだけでなく食生活も大切です。好き嫌いなくバランスよく食べましょう。また、おやつはダラダラ食べず、時間と量を決めて食べましょう。
・塾、部活等で生活が乱れたり、受験などのストレスも影響します。生活のリズムを整え、睡眠も十分取るようにしましょう。
🌻ひまわり歯科クリニック🌻
歯科のレントゲンについて
放射線による被ばく線量をご心配の患者様へ
歯科のレントゲン撮影は安心・安全です
歯医者さんで撮影するレントゲン(X線)の放射線量は、
人工放射線 身のまわりの放射線量(単位:ミリシーベルト) 自然放射線
◆なぜレントゲンを撮るの?
歯科の病気は、
◆シーベルトとベクレルの違いは?
シーベルト(SV)は、
ベクレル(Ba)は、物質が出す放射線量を表します。
1ミリシーベルト(msV)=1シーベルト(SV)
◆レントゲン撮影で放射性物質は出ないの?
歯科のレントゲン撮影に使われる「X(エックス)線」は人工的
作られた放射線ですが、放射能を出す「放射性物質」
◆妊婦さん(胎児)への影響は?
日本産科婦人科学会によると、妊婦さん(胎児)
レントゲンの被ばく線量について不安や疑問のある方は、

歯が痛い!
急に歯が痛くなり歯科医院に来院される方は多くいらっしゃいます。痛みの原因は多くありますが、痛みの原因や症状、医院での治療法についていくつかお伝えしたいと思います。
「象牙質」の痛みについて
歯はいくつもの層になっており、私たちの表面に見えているのは「エナメル質」という部分になります。エナメル質には神経が通っていないので痛みを感じません。
エナメル質の内側にあるのが「象牙質」になります。象牙質には神経につながる管が通っているので痛みを生じるケースがあります。
主な原因
1. 虫歯
虫歯が進行すると、エナメル質が破壊されて象牙質が露出し、痛みを感じるようになります。
2. 歯の摩耗
歯ぎしりや強いブラッシングなどでエナメル質が削れ、象牙質が露出することで痛みが生じます。
3. 歯肉の退縮
加齢や歯周病により歯肉が下がり、歯根が露出することで象牙質が刺激されやすくなり、痛みを感じることがあります。
4. 知覚過敏
冷たい飲み物や食べ物で象牙質が刺激されて痛みを感じることがあります。
症状について
何もしていない時に痛みは感じませんが歯みがきや冷たい飲食物、甘いもの、風などの刺激を受けたときに痛みを感じます。
治療法について
知覚過敏の治療法としては知覚過敏用のお薬を塗ります。また虫歯や象牙質の露出が多い場合はレジン(樹脂)を使用して覆う治療を行います。
「歯髄」の痛みについて
象牙質のさらにその内側にあるのが歯の神経「歯髄」になります。虫歯が進行すればするほど歯髄に及んでいき、耐えがたい痛みを感じるようになります。
歯髄の痛みは、歯の中心部にある歯髄(しずい)が刺激されることで生じる痛みです。歯髄には血管や神経が豊富に含まれており、非常に敏感です。
主な原因
1. 虫歯
虫歯が進行してエナメル質と象牙質を越え、歯髄まで達すると、細菌が歯髄を感染させて炎症を引き起こし、激しい痛みを感じます。
2. 歯の外傷
転倒や事故などで歯が損傷した場合、歯髄がダメージを受けることがあります。
3. 治療の炎症
深い虫歯治療や大規模な歯科処置の後、歯髄が一時的に炎症を起こすことがあります。
4. 歯周病
進行した歯周病により歯周組織が破壊されると、歯髄にも影響を及ぼし、痛みが生じることがあります。
5. 歯根破折
歯が割れたりひびが入ったりすると、歯髄に刺激が及び、痛みを感じます。
症状について
歯髄炎が進行すると、持続的な鋭い痛みが発生することがあります。噛むと痛みがあったり温かいものに対して痛みを感じるといった症状があったり、炎症がひどくなると、歯茎が腫れたり、膿が出ることがあります。
治療方法について
1. 虫歯治療
虫歯が原因の場合は、虫歯を取り除きます。虫歯が大きいとレジンでは対応できないため詰め物やクラウンで修復します。
2. 根管治療
歯髄炎が進行している場合、歯髄を取り除き、根管内を清掃・消毒し、封鎖する治療を行います。治療が完了するまで数回かかります。その後土台を立てクラウンというかぶせ物で修復します。
3. 抗生物質の投与
感染が広がっている場合は、抗生物質を使用して炎症を抑えます。
5. 抜歯
歯が割れている、深刻に損傷して修復不能といった場合は、抜歯が必要になることもあります。
神経がない歯の痛みについて
歯の周りには、歯を支える歯周組織があります。歯の神経は取っていても、歯周組織には微細な神経が存在します。歯自体には問題がなくても、歯周組織に炎症が広がると、歯の周りに痛みを覚える様になります。
主な原因
1. 被せ物と歯の間に隙間がある
神経を取って、被せ物(クラウン)を入れることが多いですが、その被せと歯の間に段差があり、きれいに合っていないと痛みを感じることがあります。
2.噛み合わせが強い
神経がない歯でも、他の歯よりも噛み合わせが強く当たることで歯根膜や歯槽骨が痛みを感じることがあります。
3.根管治療で完全に細菌が取り除けなかった
歯の根っこが曲がっている、細かく枝分かれしているなどの場合、根管治療の器具がうまく届かず、神経のカスや細菌が根っこの中に残ってしまうケースがあります。根っこの外まで炎症が広がると、神経がない歯でも痛みを感じたり、噛んで痛いなどの症状が現れます。
4. 歯が割れている
根っこの治療をするほどの虫歯があった歯は、残っている歯は少なかったり、薄かったりします。そこに歯ぎしりや食いしばりなどの力が加わると、噛む力によって割れることがあります。神経がないため、少しのヒビくらいなら症状は出ませんが、大きく亀裂が入ると、歯自体は痛みがなくても、そこから細菌が侵入し、歯周組織に強い炎症をおよぼし、痛みの原因になります。
症状について
ズキズキした傷みを感じる。噛むと痛いなどの症状が出て、歯が原因だと錯覚してしまいます。
治療方法について
被せ物が合わない場合は再作成をしたり、噛み合わせが強い場合は噛み合わせの調整をします。根管治療が原因ならもう一度根管治療を、歯が割れている場合は抜歯にとなる可能性があります。
終わりに
痛みの原因は多くあり、上記以外にも、歯周病、親知らずが原因の痛みなど痛みの原因は様々です。
予防としては糖分を控えバランスの取れた食事をとることや毎日の正しいブラッシングとフロスの使用などの適切な口腔ケアが必要です。また早期に問題を発見し痛みが出る前に、定期的に歯科医を受診しましょう。3.4か月に一度口腔内のクリーニングを兼ねた定期検診をお勧め致します。
キシリトールについて🦷
キシリトールとは?
シラカバやトウモロコシの芯などから採れるキシラン・へミセルロスという物質を原料にした甘味料です。
虫歯菌を弱らせ、歯を守る!
✔虫歯菌は砂糖により虫歯の原因となる酸を作りますが、キシリトールでは酸をつく連ません。
さらにキシリトールにより虫歯菌の活動が弱まり、砂糖などの糖からも作ることが出来なくなります。
✔キシリトールを口の中に入れると、唾液がたくさん出て歯の表面を中和し、歯を酸から守ります。
キシリトールを上手に摂取しよう!
食事をする
↓
食事の後すぐに、キシリトール入りのガムまたはタブレットを5分間口の中にいれておく
↓
しっかり歯みがき(キシリトールの効果で歯垢がはがれやすくなる)
是非毎日の口腔ケアにプラスしてみて下さい🦷🤍✨
BioGaia【バイオガイア】について
虫歯になりやすい、口臭が気になる、お口の不快感、便秘や下痢が続いていて悩んでいる方はいませんか?それは体の中の菌のバランスがくずれているせいかもしれません!ヒト母乳由来の善玉菌をとることで体質改善してみませんか?
バクテリアセラピーとは・・・・
ヨーロッパで新しく誕生した予防医学で優れた善玉菌を摂取することにより体の中にいる菌のバランスを変え体質を変えていく細菌療法のことをいいます。世界63か国と地域の医療機関に導入されています。
もともとヒトの体に住んでいる善玉菌を摂取していただきますので副作用などのない体に優しい治療法です。通常の歯科治療やメンテナンスに加えて善玉菌(L.ロイテリ菌)を摂取していただくだけでお口や体全体が健康になっていきます。
※L.ロイテリ菌とは・・・ヒトの母乳・口腔由来の乳酸菌です。天然の抗菌物質を産生すると同時にヒト免疫システムの調整を行いながらさまざまな疾患の予防・治療に働きかけます。
★L.ロイテリ菌を続けて摂取するとさまざまなメリットがあります★
①虫歯の原因菌を減らす
→2週間連続摂取することで虫歯の原因菌が約80%減少!
②歯周病の原因菌を減らす
→歯科医院での専門的なケアと組み合わせで効果は倍増!歯周病菌が約90%減少
③口臭を減らす
→1週間連続摂取することで起床時のお口の不快感(ベタベタ感など)の軽減や口臭が気にならなくなったと実感される方もいらっしゃいます。
④胃のピロリ菌を減らす
→30日摂取後、胃炎の症状が軽減!約60%はピロリ菌が消滅した方もいらっしゃいます。
⑤アレルギー症状の軽減
→アトピー性皮膚炎の湿疹の表面積、かゆみ、花粉症の症状が軽減!1年で約57%湿疹面積が減少しました。
このようにお口の中だけではなく体全体に良い影響がもたらすのがL.ロイテリ菌です!
当院では1箱30粒入りで3000円で販売しております!味はミント味でお子さまが食べやすいようにストロベリー味もご用意しております!お気軽にお問合せ下さい!
お子様の矯正について
皆さまこんにちわ!西小岩にありますひまわり歯科クリニックです🌻
今回はお子様の矯正についてお話します。
お子様の歯並びについて心配されている親御さんも多いと思われます。
当院でも 多くのご相談をお受けする お子様の矯正治療(小児矯正)について お話させていただきます!
最も多くのご相談をお受けする質問についてですが
「子どもの歯の矯正は いつから始めるのが良いのでしょうか?」
「歯科矯正を始めるなら早いほうが良いですか?」
「どんな歯並びなら 歯の矯正治療をしておくほうが良いですか?」
という内容をいただきます。
“小児矯正治療の開始タイミング”というテーマでお話していきます!
お子様の矯正治療は6歳か7歳くらいから始めると良いと言われていますが
お子様それぞれ、歯の生え方やあごの骨の状態が違いますし、成長速度も違うので
適正な開始時期にも個人差があります。
あごが発育段階にある幼児期から矯正歯科医が定期的に観察していくことで
適切な治療や開始時期のタイミングを見定められるので
お子様の歯並びに不安を感じられたらまずはご相談にいらしてください!
お子様の歯並びには遺伝的要素も多くありますが、
最近は柔らかい食べ物が多くあまり噛まなくなったためにあごが鍛えられず歯並びが悪くなってしまうお子様も多くなっています。
また、ほおづえや指しゃぶりなどの悪い習慣によって歯並びが悪くなることもあります。
4歳になっても指しゃぶりがあるお子様は要注意です!
診察をしてもう少し成長過程を見ていきましょう。となったり、矯正の必要性はないでしょう。となるかしれません。
すぐに矯正治療をしない場合でも、クリーニングやフッ素塗布で虫歯の予防をさせていただきますので
ご来院が無駄になることはございません!
お子様の歯並びに少しでも気になる点、不安な点がある方はお気軽にご相談下さい!
スタッフ一同お待ちしております🌻
子供の早食い、遅食い🧒🍴
先日、子供たちと食事をする機会がありました。
食べるのが早い子もいれば、いつまでも食べ終わらない子もいましたが、早食いは良くない、よく噛んでゆっくり食べると良いと言われますね。
しかし、早食いでも多く噛めている場合もありますよね。
噛み合わせが悪い子、あごの発育が良くなく噛む筋肉が弱い子は食べ物がうまく噛めず、いつまでも口の中でモグモグしているのでしょう。
大人と違い、よく噛んで食べることを意識している子は少数です。
また、よく噛めないので、少し噛んでは丸吞みするような食べ方が気付かないうちに習慣になってしまっている子もいます。
これは困りますね。体におこる「噛まない害」。ほんの一例です。
□肥満になる
一気に胃袋につめこもうとすると、そのスピードに満腹中枢がついていけず、満腹中枢が追いついたときには既に腹八分どころか、腹十分、腹十五分になってしまっています。
この状態がいつまでも続くと・・・・・・もちろん肥満になってしまいますよね。
子供のころの食事は「お腹が苦しくなることが満腹」と習慣付けてしまうと一生苦労するので大変です。
□胃に負担がかかる
よく噛まなければ食べ物の塊が大きいまま胃に行ってしまいます。
当然、胃に負担がかかってしまいますよね。
また、よく噛めば噛むほど唾液もよく分泌されます。
食べ物と唾液が混ざり合うことで胃での消化を助けるのです。
私たち大人も気を付けたい事ですね。胃に過剰労働はさせていないでしょうか?
□歯やあごの骨に悪影響
よく噛むということはあごの発育に欠かせません。
噛むことであごの骨は強くなり、周りの筋肉も強くするのです。
先にも伝えた通り、噛むことは唾液の分泌を促します。
唾液が口の中を潤すと、虫歯や歯周病の発生も抑制されるのです。
笑っているのに笑顔が薄い子はいませんか?
もしかしたら、口の周りの筋肉が弱いのかもしれませんね。
私も子供のころは食べる事が遅い子でした。
給食の時間に「皆、どうしてあんなに早く食べられるのかな?」と思っていた記憶があります。
給食を食べるのが遅いって、子供には結構なプレッシャーですからね。
皆さんも、お子さんの食事の仕方を一度チェックしてみてあげてはいかがでしょうか。
心配な場合は気楽に噛み合わせの相談に来院してくださいね。
🌻ひまわり歯科クリニック🌻
口腔機能発達不全症とは?
虫歯になる子は減っている?
近年子供が虫歯になる確率が減ってきています。
厚生労働省の調査によると昭和62年の6歳以下の子供が虫歯になる確率と平成23年の6歳以下の子供が虫歯になる確率は半数以下に減少しているという結果が出ています。
その要因としては保護者の意識の違いがあげられます。昔は歯医者に行く理由が虫歯の治療だったのに対し、現代では定期健診、フッ素塗布とむし歯治療ではなく、予防のためという方向にシフトされてきているからと言われています。
虫歯以外で増加している新たな口腔機能問題
虫歯になる小児は減ったものの近年口腔機能に関する問題が増えてきています。小児の半数以上が口腔機能に何らかの問題を抱えているといわれています。
2018年には「口腔機能発達不全症」という新たな病気が制定されました。
具体的な病気の症状としては食べ物をかんでのみ込む「摂食や嚥下」がスムーズにできない、話し方が不自然、気が付つくとぽかんと口を開けていて口呼吸になっている、鼻が詰まっていないのにいびきをかくなどがあげられます。
その要因としてコロナの影響で長いマスク生活で着用の息苦しさから口呼吸になっている、スマートフォンやタブレットなどの普及で下を向く「猫背」の姿勢が多くなり下あごが引っ張られ口呼吸になってしまっているなど口腔機能の発達や影響を及ぼしているというのがあげられています。
口腔機能発達不全症が引き起こす問題とは?
1.顎の発達障害
正しい舌の運動で上手く呑み込めないと舌が前歯を押しながら飲みこんでしまうため、徐々に前歯が押されていき、将来的には前歯が通常より前に出たり、受け口になる可能があります。
2.顔貌の悪化
口が開いたままで、口の周りの筋肉が少なくなり動きも悪くなると、容姿や表情が損なわれ将来的には顔貌が悪化したりする可能性があります。
3.うまく発音できない
特定の音を発するのが難しいため、人とのコミュニケーションや学習に支障をきたすことがあります。
4.歯並びが悪くなる
正しい舌の位置や口唇の筋力が欠如しているため、歯の位置や咬み合わせに異常が生じることがあります。見た目や噛み合わせの問題が発生することがあります。
他にも口腔機能が低下すると食べられる食物の種類や量が制限され、栄養のバランスがとりにくくなり食事の質が悪くなるため、免疫や代謝といった機能の低下から病気にかかりやすくもなりますし、治癒もしにくくなります。
口腔機能発達不全症の予防法とは?
1.口を閉じる
いつの間にか口が空いている状態を防ぐためマッサージや口の周りの筋肉を鍛えるエクササイズをしたりすることで口を閉じることを意識しましょう。
2.食事の際よく噛んで食べる
食事の時によく噛んで食べることも口の筋肉を鍛えるのに有効です。一口当たり30回以上噛むと良いと言われているので食事の際に意識してみて下さい。
3.お口のトレーニング
口周りの筋肉を鍛えるためにシャボン玉を作ったりガムを膨らませるなど口を使った遊びも効果的です。楽しく口周りの運動ができるためお子様にオススメです。
歯科医院での治療法は?
1.歯科矯正治療
口腔機能発達不全症に伴う歯並びの問題の解決策として歯科矯正治療が行われることもあります。歯列矯正で噛み合わせを正しくすることで咀嚼や発音の機能を正常化することが可能です。
2.口腔筋機能療法(MFT)
MFTは、舌や口唇、頬などの口腔周囲筋のトレーニングにより無意識で行っていた口の癖をご自身で認識することを通じて口腔機能の改善を図る治療法です。舌の位置や口周りの筋肉を正常化し、咀嚼や飲み込み、発音などの機能を改善させることが出来ます。
口腔機能の健康は、私たちの日常生活において重要な役割を果たしています。食事や会話、容姿といった人とのつながりや言語、非言語的コミュニケーションに欠かせないからです。
口腔機能発達不全症の改善には早期発見と適切な治療が重要になってきます。もしご子供さんに上記に記載した疑わしい症状がある場合は、当院では歯科医師の支援を受けながら口腔機能をサポートすることが可能です。是非お気軽にご相談お待ちしております。