若くても歯周病になる?

こんにちは!

虫歯よりも歯を失うリスクが高いのは歯周病ですとこのブログでも何度もお伝えしてきていると思います。

でも、歯周病ってお年寄りの病気だと思っていませんか?

自分はまだ若いから大丈夫!なんて思っている方は、要注意です!

 若くても歯周病になる人は多いのですか?

  10代や20代でもリスクはあります。歯周病は確かに中高年に多いのですが、厚生労働省が昨年行った調査では、歯周病が疑われる人の割合は15~24歳で17・6%、25~34歳で32・4%でした。

 歯周病は、細菌の感染によって引き起こされる炎症性疾患です。

 歯磨きを怠って細菌が増えると歯茎(歯肉)から出血したり、赤く腫れ上がったりする歯肉炎になります。

 これが悪化すると、歯と歯茎の間の溝から感染が奥に進み、溝が深くなります。これを歯周ポケットと言います。ポケットが深くなりさらに菌が増えると、ついには歯を支える骨(歯槽骨)を溶かしてしまいます。これが歯周炎です。若い人は歯肉炎や、軽度の歯周炎が多いです。

  細菌とはどんな菌ですか?

  磨き残した歯垢(しこう)に含まれている歯周病菌です。歯垢には1ミリグラムに約10億の細菌が含まれていると考えられています。歯周病菌は誰でも体の中に持っていますが、忙しい生活が続き歯磨きを怠るようになるとこれが増殖し、虫歯や歯周病を引き起こすのです。

  症状は進行するのですか?

  放っておけばどんどん進行します。初期の段階で治療ができれば元通りの歯茎になりますが、歯槽骨は溶けると元に戻りません。歯がぐらぐらするようになり、最後は抜歯が必要になってしまいます。

 若い人は歯周病に対する危機感がないため、発見が遅れやすいのが問題です。10代など若い世代では、まれに「若年性歯周炎(侵襲性歯周炎)」を発症することがあり、この場合は通常より進行のスピードが早いので特に注意が必要です。

  治療方法は?

  歯垢や、歯垢が固まってできた歯石を専用の器具で除去します。歯磨きでは歯石を落とすことができず、歯周ポケットの中まで掃除しきれないので、歯科医の治療を受けるしかありません。症状が進んでしまっている場合は外科的にポケットの深さを減少させる手術もあります。口の中の歯周病菌を減らすことが重要なので、歯磨きの習熟度のチェックもします。

  自分が歯周病かどうか、どうすれば分かりますか?

  (1)歯磨きで出血する(2)以前より歯茎がやせた、長くなったと感じる(3)口臭が気になる(4)歯肉がむずがゆい、痛い(5)歯茎の色が赤い(健康な場合はピンク色)-といった点に心当たりがあれば歯周病の疑いがあります。喫煙・糖尿病・高血圧・ストレスフルな生活は、歯周病を引き起こしやすい要因です。

  予防するためには?

  自覚症状が出る前に治療を始められるかがポイントです。4カ月から半年に1回の定期検診をお勧めします。そして基本的には日頃の歯磨きで予防するのが一番。1日磨かないだけで菌の数は爆発的に増えてしまうのです。歯磨きは、毛の軟らかい歯ブラシで、歯と歯茎の間をきちんと磨くのがコツです。歯磨き粉は多いと磨き残しに気付きにくいので、少量(小豆大)で十分です。

将来も自分の歯でおいしく食事をするためにも、丁寧に歯みがき、また、定期的に歯科で検診を受けましょう(^^)/

歯周病を予防して歯を長生きさせよう!

こんにちは!

歯周病と聞いて、いまいちイメージがわかないし、自分とは無縁だと思う方も多いのではないでしょうか?

歯周病は一度進行してしますと完治はしないと言われています(@_@)

特に若い方は歯周病で自分の歯を失うというイメージがわかないかもしれません。

しかし、実際1本、2本…と、歯周病によって歯が減っていった方の体験談を聞きますと、自分の歯で噛めていたことのありがたさを感じ、自分の歯を大切にしなかった事を後悔しているとおっしゃいます。

そして若い方でも、歯周病にかかっていたり大きな虫歯で歯を失う人もいます。

もちろん、最近の歯科の治療方法の進歩のおかげで、もし歯が無くなっても、代わりに入れ歯やインプラントが無くなった歯の役割を果たしてくれるので食事に不自由なく過ごせる事もあるかもしれませんが、やはり、メンテナンスも必要ですし自分の歯とは違いますよね。

そして、自分の歯でしっかり食事しているご年配の方は元気な方が多いように思います。

なんでも食べるには歯は大切ですよね!硬いおせんべいが大好き!なんて人もお年寄りには多いですよね。

歯を無くす原因は色々ありますが、成人以降は虫歯で無くすよりも、歯周病によって歯を無くす割合が高くなってきます。

さらに、歯周病は世界で一番感染者が多い病気と言われており、ギネスブックにも載っています。

それだけ、皆さんが歯周病におかされる確率は高いのです( ;∀;)

まずは、歯周病という病気のお話から…。

歯周病は簡単にいうと、歯を支えている骨がどんどん溶けていってしまう病気です。

虫歯と違い、痛みが出にくいので、気づかない間にどんどん進行している場合があります。

歯周病も虫歯もお口の中の細菌が関わる病気ですが、歯周病菌は歯垢が固まった歯石を足場にして、歯ブラシが届きにくい歯周ポケットの中で毒素を出していきます。

歯を支えている骨はその毒素から逃げようとして、どんどん歯を支えている骨を溶してしまいます。結果、歯を支える骨はなくなり、丈夫な支えが無くなった歯は、いずれ歯が抜け落ちてしまうのです。

歯周病は痛みが出にくく、自覚症状がないまま静かに進行していく病気です。前より、歯と歯の間の隙間が空いてきたな…。物が詰まりやすくなったな…という人は歯と歯の骨が失われ、歯周病が進行している可能性大です。

歯を支えている骨が十分にあるのかは、お口のレントゲンを撮らないと分かりません。もし、歯周病の進行具合を知りたければ、歯科医院で調べてもらう必要があります。

当院では初診の患者様には必ず、歯周病の検査も行います。

この検査は、歯茎の炎症の程度や炎症の場所を調べるものです、歯の周りの組織の出血のしやすさを調べます。

また、歯周病は歯周病菌に対する体の抵抗力と大きく関係しています。ご自身の抵抗力が落ちている時は要注意です。そういった場合は同じように歯磨きをしていても、出血しやすく、歯周病が進行しやすい状況になります。歯周病が進行しないように、ご自身の体の健康にも気をつけておかれるといいと思います。

歯周病予防

・歯磨きを丁寧に行いましょう。

プラークをしっかり落とし、磨き残しがないように心掛けてください。

・歯の間のお手入れも忘れずしましょう。

歯周病は歯の間から進行していくことが多いと言われています。それは、歯の間のプラークを落としきれていない人が多いからです。歯間ブラシだけでなく、歯周ポケットの中まで届く糸ようじやフロスを使用することをお勧めします。

・健康な体づくりをしましょう。

上でもお話しましたが、歯周病とご自身の体の免疫力は深い関係があります。体の抵抗力を上げて、歯周病菌に負けない強い体を作りましょう。

・定期的な歯科検診の受診をしましょう

上でもお話した通り、歯周病は気づかない間に進行している事があります。

歯周病が進むペースも一定ではありません。大きな変化を見逃さないように定期的に歯周病の進行具合を確認してもらいましょう。その際に、歯石は取り除いてもらい、歯ブラシでは届かない歯周ポケットの中もしっかり洗浄してもらいましょう。

 

歯科医院用歯ブラシと市販の歯ブラシはどう違う?

メリークリスマス!

今日はクリスマスですね(^^)/♪

とっても寒いですがホワイトクリスマスにならなくてちょっぴり残念です。

今日は歯ブラシについてお話してみようと思います。

皆さんは歯ブラシをどこで買っていますか?

前回のブログで、歯ブラシの交換時期についてはお話したと思いますが、歯ブラシ自体を、しっかり自分に合ったものを選べているでしょうか。

毎日歯をきちんと磨いているのに虫歯になってしまう、口臭が気になる、汚れの落ちが気になる…

そんな方は、もしかすると歯ブラシの選び方に問題があるかもしれません。

良かったら今後の歯ブラシ選びの参考にしてみてくださいね。

まず、歯科医院専用の歯ブラシは市販のものとどう違うでしょうか?

歯科専用のものは、歯医者や歯科衛生士の指導のもとで使うように作られています。

どんな特徴があるかというと…

・歯の専門家が”あなたの1本を選んでくれる”

・アドバイスにより効果的な歯みがきができる

・お口の状態や治療目的に合わせて使い分けができる

・品質・専門性に優れた商品が豊富

・歯医者さんでしか購入できない

・価格がやや高い

・使いこなすために多少の訓練が必要

メリット、デメリットをそれぞれ挙げてみました。

しかし価格が少し高くても、使いこなすのに多少時間がかかっても、ご自身のお口の中を清潔に保てるのであればわたしは安いかな!と思います!

次に、市販品の特徴について考えてみます。

まず第一に、だれでもある程度使いこなせるように作られています。

・価格が安い

・誰が使っても、ある程度歯みがきができる

・CMなどで商品の認知度が高い

・コンビニやドラッグストアなどで気軽に購入できる

・自分に合った1本を自分で選ばないといけない

・使い方・選び方次第ではブラッシング効果が減

・浅く広い品ぞろえ

ざっと考えてみて、こんな感じでしょうか…?

みなさんはどんな印象を受けますか?

“磨いている”と”磨けている”は違いますよね。虫歯や歯周病の原因となる歯垢は、力いっぱい磨いたり、長い時間磨いただけでは完全に除去はできません。

自分のお口の中に合った歯ブラシを使い、ブラッシング効果を引き出す磨き方をすることが大切です!

糖尿病は糖尿病の、心臓病には心臓病の治療や薬があるように、歯ブラシも虫歯や歯周病、歯並びに合わせたものを選ぶようにすると、もっと変わるかもしれません(^^)/

また、歯磨き粉は適量で効果がさらにUPします☆

歯みがき1回分の使う量は

3~5歳 0.5cm

6~11歳 1cm

12歳~ 1.5~2cm

なんだそうです!知ってましたか?(@_@)

また、ゆすぎ方は、15ml(大さじ1)の水で、5秒を目安に1回だけゆすぎます。

歯みがき粉の味が残りますが、フッ素が虫歯を予防してくれます!

なので、歯磨き粉はフッ素入りのものを選びましょう!

最後にフッ素入りの洗口液でゆすぐのも効果的ですよ。

ひまわり歯科では、SP-Tジェルという歯磨き粉が人気です☆

バイオフィルムへの浸透・殺菌力に優れた無研摩ジェルタイプの歯磨剤です!

研摩材が入っていないのでよくコーヒーを飲む方やおタバコを吸われる方で着色が気になる方には向かないかもしれません。

ですがエナメル質を傷つけないので歯には優しいですよ♪

これ一つで歯周炎の予防、歯肉炎の予防、口臭の予防、虫歯の発生及び進行の予防、口の中の浄化、お口の中を爽快にするなど様々な効果が期待できます!

また、同じメーカーから出ているこちらのうがい薬もおすすめです。

システマSP-Tメディカルガーグル

LIO システマ SP-T メディカルガーグル 100ml [口腔ケア]

殺菌力に優れた水でうすめるタイプのうがい薬です。

抜歯をした後やお口をすっきりしたいとき、朝や寝る前お仕事のお昼休みなどこまめに使用するとより効果的です。

こちらは口腔内及びのどの殺菌・消毒・洗浄、口臭の除去などの効果があります。

 

是非ご自宅でお使いの歯ブラシや歯磨き粉なども見直してみてくださいね♪

 

小岩 ひまわり歯科クリニック

 

歯周病はタバコで悪化します

こんにちは!

みなさんは、たばこを吸われていますか?また、周りにタバコを吸っている方は多いでしょうか?

最近は電子タバコが主流になってきていたり、飲食店でも禁煙が増えていたり、世間の煙草に対する目は厳しくなってきていますね。

ではなぜタバコはこんなに嫌われるのでしょうか?

匂いもそうですが、やはり体に及ぼす健康被害が大きいからですね。

タバコはお口の中にも大きな影響があります。

歯を失う原因の第一位は歯周病です。

また、歯周病は生活習慣病が深く関係した病気です。

現在、喫煙は歯周病との因果関係がはっきりわかっています。

たばこの煙には

4000種類の化学物質、200種類の有害物質、37種類の発癌物質が含まれています!

◆タバコを吸うと…

ニコチンの影響で血管が縮まって歯肉の血行が悪くなり、歯と歯肉への酸素や栄養がいきわたらなくなります。その結果、歯肉の細菌に対する抵抗力が下がって歯周病に侵されやすくなるのです。

◆喫煙者のお口の中は・

・歯面にタール(発癌物質の付着)

・歯肉は暗紫色

・出血などの炎症反応があらわれにくい

・メラニン色素が多く沈着する

・歯肉がゴツゴツした感じになり厚くなる

・上あごの粘膜が盛り上がる

◆タバコを吸わない人も気を付けて!

受動喫煙の可能性も!!(受動喫煙とは、本人は喫煙していなくても他人の吸っているタバコの煙(副流煙)を吸い込むことで健康被害を受ける事)

そして、たばこを吸ている人が吸い込む主流煙よりも、タバコから立ち上がる副流煙の方が毒性が高いのです。(タール3倍、アンモニア46倍、一酸化炭素5倍など)

受動喫煙

自分の意志とは関係なく、他人の煙草の煙を吸わされてしまう受動喫煙。

特に発達途中の子供は、大人よりも深刻な影響を受ける可能性が大です!

受動喫煙がもたらす子供への影響

低体重出産、小児がん、発達障害、乳幼児突然死症候群、呼吸疾患、注意欠陥・多動性障害、身体発達の低下、虫歯、歯周病、歯肉の着色

父親の禁煙は、子供が生まれてからでは遅い?

生まれた我が子のために禁煙を始める男性も多いですが、それでは遅すぎるという研究結果が発表されました。英ブラッドフォード大学によれば、たばこの煙が父親の精子細胞のDNAを傷つけ、損傷したまま子供に遺伝。小児がんなどのリスクを高めるそうです。

精子細胞は約3か月で成熟するため、お子さんをお考えの男性は、90日以上前からの禁煙が必要になります。

子供の未来を奪う母親の喫煙

妊娠中の喫煙は、胎児の発育障害や早産の原因になります。

疫学的推計によれば、たばこを吸う妊婦は吸わない妊婦に比べ、低出生体重の危険性が約2倍。

早産の危険性は約3倍高くなるそうです。

また、ADHD(注意欠陥・多動性障害)の子供の場合、母親の喫煙率が同年代の女性の2倍程度高いことが、大阪の小児科医の調査で明らかになっています。

受動喫煙で子供の虫歯が2倍に

家族の吸うタバコの煙にさらされた子供は、家族に喫煙者がいない子供に比べて、3歳までに虫歯になる可能性が約2倍という研究結果を京都大学が出しました。受動喫煙によって唾液の成分が変化し、虫歯の原因菌が活発化。歯垢や虫歯ができやすくなるそうです。また、受動喫煙によって歯肉のメラニン色素沈着や歯周病のリスクが高くなることも報告されています。

子供は、タバコの煙が有害であること知りません。

特に、親が喫煙者の場合、たばこの煙に無防備で、大きな影響を受ける可能性が高くなります。

ご自身のためにも、周りの大切な人のためにも禁煙を検討してみてくださいね☆

タバコをやめると、食事もおいしく感じられます(^^)/

それについてはまた時間詳しくお話いたします。

歯ぐきが下がる主な原因は?

歯ぐきが下がってしまって気にしている方は多いと思います。

でも今からでも食い止められるかもしれません!

歯ぐきが下がる主な原因についてお話します。

歯周病…進行すると骨が溶けて、歯ぐきも下がってきます

オーバーブラッシング…間違った方法や強い力でブラッシングをすると歯茎に負担がかかり、歯ぐきが下がってきます

歯ぎしりや食いしばり…歯に過度な力がかかると骨が溶けて歯ぐきが下がってくることがあります

歯並びが悪い…歯が磨きにくいため歯周病のリスクが高まります。また、咬み合わせが悪くなり過度の力がかかりやすいので、歯ぐきが下がりやすくなります

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