診療・治療情報

2019.01.28

歯周病を予防して歯を長生きさせよう!

こんにちは!

歯周病と聞いて、いまいちイメージがわかないし、自分とは無縁だと思う方も多いのではないでしょうか?

歯周病は一度進行してしますと完治はしないと言われています(@_@)

特に若い方は歯周病で自分の歯を失うというイメージがわかないかもしれません。

しかし、実際1本、2本…と、歯周病によって歯が減っていった方の体験談を聞きますと、自分の歯で噛めていたことのありがたさを感じ、自分の歯を大切にしなかった事を後悔しているとおっしゃいます。

そして若い方でも、歯周病にかかっていたり大きな虫歯で歯を失う人もいます。

もちろん、最近の歯科の治療方法の進歩のおかげで、もし歯が無くなっても、代わりに入れ歯やインプラントが無くなった歯の役割を果たしてくれるので食事に不自由なく過ごせる事もあるかもしれませんが、やはり、メンテナンスも必要ですし自分の歯とは違いますよね。

そして、自分の歯でしっかり食事しているご年配の方は元気な方が多いように思います。

なんでも食べるには歯は大切ですよね!硬いおせんべいが大好き!なんて人もお年寄りには多いですよね。

歯を無くす原因は色々ありますが、成人以降は虫歯で無くすよりも、歯周病によって歯を無くす割合が高くなってきます。

さらに、歯周病は世界で一番感染者が多い病気と言われており、ギネスブックにも載っています。

それだけ、皆さんが歯周病におかされる確率は高いのです( ;∀;)

まずは、歯周病という病気のお話から…。

歯周病は簡単にいうと、歯を支えている骨がどんどん溶けていってしまう病気です。

虫歯と違い、痛みが出にくいので、気づかない間にどんどん進行している場合があります。

歯周病も虫歯もお口の中の細菌が関わる病気ですが、歯周病菌は歯垢が固まった歯石を足場にして、歯ブラシが届きにくい歯周ポケットの中で毒素を出していきます。

歯を支えている骨はその毒素から逃げようとして、どんどん歯を支えている骨を溶してしまいます。結果、歯を支える骨はなくなり、丈夫な支えが無くなった歯は、いずれ歯が抜け落ちてしまうのです。

歯周病は痛みが出にくく、自覚症状がないまま静かに進行していく病気です。前より、歯と歯の間の隙間が空いてきたな…。物が詰まりやすくなったな…という人は歯と歯の骨が失われ、歯周病が進行している可能性大です。

歯を支えている骨が十分にあるのかは、お口のレントゲンを撮らないと分かりません。もし、歯周病の進行具合を知りたければ、歯科医院で調べてもらう必要があります。

当院では初診の患者様には必ず、歯周病の検査も行います。

この検査は、歯茎の炎症の程度や炎症の場所を調べるものです、歯の周りの組織の出血のしやすさを調べます。

また、歯周病は歯周病菌に対する体の抵抗力と大きく関係しています。ご自身の抵抗力が落ちている時は要注意です。そういった場合は同じように歯磨きをしていても、出血しやすく、歯周病が進行しやすい状況になります。歯周病が進行しないように、ご自身の体の健康にも気をつけておかれるといいと思います。

歯周病予防

・歯磨きを丁寧に行いましょう。

プラークをしっかり落とし、磨き残しがないように心掛けてください。

・歯の間のお手入れも忘れずしましょう。

歯周病は歯の間から進行していくことが多いと言われています。それは、歯の間のプラークを落としきれていない人が多いからです。歯間ブラシだけでなく、歯周ポケットの中まで届く糸ようじやフロスを使用することをお勧めします。

・健康な体づくりをしましょう。

上でもお話しましたが、歯周病とご自身の体の免疫力は深い関係があります。体の抵抗力を上げて、歯周病菌に負けない強い体を作りましょう。

・定期的な歯科検診の受診をしましょう

上でもお話した通り、歯周病は気づかない間に進行している事があります。

歯周病が進むペースも一定ではありません。大きな変化を見逃さないように定期的に歯周病の進行具合を確認してもらいましょう。その際に、歯石は取り除いてもらい、歯ブラシでは届かない歯周ポケットの中もしっかり洗浄してもらいましょう。

 

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