皆さんは一日のうち、どのくらいの時間「歯と歯が触れている」
食事や会話のときは当然歯が当たりますが、
ところが、
TCHはあまり耳慣れない言葉かもしれませんが、
TCHとは?
TCHとは、本来離れているはずの上下の歯を、
通常、安静時には上下の歯の間には1〜3mm程度のすき間(
この「ちょっとした接触」が積み重なることで、
TCHの原因
TCHが起こる背景には、いくつかの要因があります。
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精神的ストレスや緊張
仕事や勉強、日常生活のストレスで、
無意識に歯を食いしばったり接触させたりします。 -
集中時のクセ
パソコン作業やスマートフォン操作、
細かい作業に集中しているとき、 自然と歯が当たっていることがあります。 -
姿勢の乱れ
猫背や前傾姿勢になると、顎や首周りの筋肉に負担がかかり、
歯を接触させやすくなります。 -
夜間の食いしばりや歯ぎしりとの関連
睡眠中の歯ぎしりとは別に、
日中のTCHがあると顎や歯に過度な負担がかかります。
TCHによる悪影響
「少し歯が触れているだけで、そんなに問題があるの?」
しかし、歯や顎は非常に繊細で、
1. 顎関節症
顎の関節や筋肉に持続的な負担がかかり、痛みや「カクッ」
2. 歯や歯ぐきのトラブル
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歯がしみる(知覚過敏)
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歯のすり減り
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歯にヒビが入る(マイクロクラック)
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歯周病の悪化
3. 筋肉や全身の不調
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顎のだるさや疲れ
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頭痛、肩こり、首の張り
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姿勢の悪化
特に顎関節症の患者さんの多くに、
自分はTCHかも?セルフチェック
以下の項目に心当たりがある方は、TCHの可能性があります。
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✔仕事や勉強に集中すると、歯が当たっている
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✔頬や舌に歯の跡がついている
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✔顎がだるくなることがある
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✔頭痛や肩こりがよく起こる
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✔歯医者さんに「歯ぎしりの跡がある」と言われたことがある
もし当てはまる項目があれば、日常生活での注意が必要です。
TCHの改善方法
TCHは「クセ」なので、意識して直していくことが大切です。
1. 歯のポジションを意識する
「上下の歯は離れていていい」と自分に言い聞かせましょう。
2. メモや付箋でリマインド
パソコンやスマホに「歯を離す」と書いた付箋を貼ることで、
3. 姿勢を整える
デスクワーク時は背筋を伸ばし、
4. リラックス習慣を取り入れる
ストレスや緊張がTCHの原因になるため、深呼吸やストレッチ、
5. 歯科医院でのサポート
TCHの症状が強い場合、
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マウスピース(ナイトガード)の作製
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姿勢や習慣の指導
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顎の筋肉を和らげるリハビリ指導
まとめ
TCH(歯列接触癖)は、
一見小さなことのように思えますが、顎関節症や歯のトラブル、
改善のポイントは、**「歯は本来、接触していないのが正常」*
日常のちょっとした工夫や歯科医院でのサポートにより、
気になる方は、ぜひ一度ひまわり歯科クリニックで相談してみてください🌻
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