こんにちは!ひまわり歯科クリニックです🌻
皆さんは毎日の歯みがきに加えて、「舌のケア」もしていますか?
「舌なんて特に何もしてない…」という方も少なくないのですが、
この記事では、
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✔舌ケアの重要性
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✔舌の汚れ(舌苔)とは?
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✔舌ブラシの選び方と正しい使い方
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✔舌を傷つけないための注意点
について詳しくご紹介します。
舌のケア、なぜ必要?
舌の表面を鏡で見てみてください。
白っぽいものが付いていたり、
この白いものの正体が、「舌苔(ぜったい)」
舌苔とは?舌苔は、以下のものが舌の表面に付着してできたものです:
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食べカス
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古い細胞
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細菌(口内細菌)
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唾液の成分
この汚れは見た目にも悪く、
舌苔を放置するとどうなる?
① 口臭の原因に
舌苔は、口臭の原因の6〜7割を占めると言われています。
特に朝起きたときや緊張して唾液の分泌が減ったとき、
② 虫歯・歯周病のリスクが上がる
舌の表面に住み着く細菌が増えると、
③ 味覚障害の原因になることも
舌苔が厚くなりすぎると、味を感じる「味蕾(みらい)」
④ 感染症にかかりやすくなる
特に高齢者の場合、舌苔に含まれる細菌が原因で「誤嚥性肺炎」
舌ケアに使う道具は「舌ブラシ」がおすすめ
舌の汚れを落とす方法としては、
歯ブラシで舌を磨くのはNG!
歯ブラシで舌をこすっている方も多いですが、実はこれはNG。
歯ブラシの毛は硬くて密度が高く、
それにより、舌の粘膜が炎症を起こしたり、
舌ブラシの正しい選び方
市販されている舌ブラシはさまざまなタイプがありますが、
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柔らかい素材(シリコンややわらかめの樹脂製)
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舌のカーブにフィットする形状
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軽く持ちやすいグリップ
「毛タイプ」よりも、「ヘラ状」または「ブラシ+ヘラ」
舌ブラシの正しい使い方
使用は
1日1回・朝がおすすめ
朝起きたときは、
朝の歯みがきのついでに、舌も一緒にケアしましょう。
【正しい舌ブラシの使い方】
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舌を前に突き出すようにする
→ 鏡を見ながら行うとやりやすいです。
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舌ブラシを舌の奥から手前へ、優しくなでるように動かす
→ 1回1回ブラシを離して、5回程度繰り返します。
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水で舌ブラシをしっかり洗いながら使う
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終わったらブラシも清潔に洗って乾燥させる
※こすりすぎや力を入れすぎると舌を傷めてしまうので、「
舌ブラシを使うときの注意点
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舌の奥に入れすぎない(嘔吐反射を避けるため)
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1日1回を超えない(過剰ケアは逆効果)
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舌の色が赤くなったりヒリヒリする場合は中止
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ブラシの交換は1〜2ヶ月を目安に
特にデリケートな方は、最初は週に2〜3回の使用から始めても◎
舌苔は取りすぎないのが正解!
実は、舌苔はすべてを取り除く必要はありません。
舌の表面には自然な常在菌が存在しており、
「白くなってるから全部取らなきゃ!」と強くこすりすぎると、
舌ケアで、口臭・虫歯・味覚の健康をキープ!
舌ケアを取り入れることで、
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口臭の改善
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虫歯・歯周病の予防
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味覚の正常化
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感染症の予防(特に高齢者)
といった、さまざまな効果が期待できます。
毎日の歯みがきと同じように、舌のケアも「日常の習慣」
最後に:ケアしても舌苔が取れない?そんなときは…
「毎日ケアしているのに舌苔が消えない」
「舌がヒリヒリする・赤くなってる」
「黒い舌苔が気になる」
そんなときは、自己判断せずに歯科医院にご相談ください。
体調や薬の影響、胃腸の不調、
当院でも、舌の状態をチェックした上で、
舌ブラシ、今日から始めてみませんか?
「口臭が気になるけど、歯みがきだけでは改善されない…」
そんなときは、ぜひ舌ケアを取り入れてみてください。
たった1分のケアで、口の中がすっきりし、
正しい舌ブラシの使い方を身につけて、
気になることがあれば、いつでも〇〇