診療・治療情報

2025.08.08

『予防歯科』のススメ ~痛くなる前に歯医者へ行こう~

こんにちは。今回は、「予防歯科」というテーマでブログを書いてみたいと思います。

                                                                                                                                                            

多くの方にとって、歯医者さんは「歯が痛くなったら行く場所」というイメージが強いのではないでしょうか?

でも実は、歯科医院は「虫歯や歯周病にならないために行く場所」でもあるのです。近年では「予防歯科」という考え方が広まりつつあり、定期的に歯科医院に通うことでお口の健康を維持する人が増えてきています。

こんかいは「予防歯科とは何か?」「なぜ予防が大事なのか?」という基本から、実際にはどんなケアをすれば良いのか、わかりやすくお伝えします。

 

そもそも「予防歯科」とは?

予防歯科とは、その名の通り、虫歯や歯周病を「予防すること」を目的とした歯科医療です。

虫歯や歯周病は、早期に発見し、初期の段階で治療することで、大掛かりな治療を避けることができます。さらに、そもそも病気を「発症しないようにする」ことが、予防歯科の本質です。

これにより、将来的に歯を失うリスクを減らすことができ、自分の歯を長く健康に保つことが可能になります。

 

予防歯科の3つの柱

予防歯科には、以下の3つの柱があります。

 

1、セルフケア(自宅でのケア)                                    

毎日の歯磨きやフロス、マウスウォッシュなどがこれにあたります。

特に歯ブラシだけでは落とせない「歯と歯の間のプラーク(歯垢)」を除去するには、デンタルフロスや歯間ブラシの使用が非常に重要です。

しかし、正しい磨き方を知らずに「磨いているつもり」になってしまっている方も多いのが現状です。

 

2、プロフェッショナルケア(歯科医院でのケア)

歯科衛生士による「PMTC(プロによる歯のクリーニング)」や、定期的な歯垢除去、歯周病のチェックなどが含まれます。

毎日のセルフケアでは落としきれない汚れや歯石を、プロの手でしっかり除去します。

また、フッ素塗布など、歯質を強化する処置もプロフェッショナルケアのひとつです。

3、定期検診

虫歯や歯周病は、初期の段階では痛みが出ないことが多く、知らないうちに進行してしまうケースが少なくありません。

定期的な検診によって早期発見・早期治療が可能になり、結果的に歯を守ることにつながります。

 

なぜ予防歯科が重要なのか?

◎理由1:歯を削ると元に戻らない

虫歯になった歯を削って詰め物をしたり、被せ物をすることで一見「治った」と感じるかもしれません。

しかし、実際には歯を削ることで、歯は少しずつ弱くなっていきます。一度削った歯は元には戻らず、やがて再治療を繰り返すうちに、抜歯が必要になることもあります。

最初から虫歯に「ならない」ようにすることが、結果的に一番「治療を少なく済ませる」方法なのです。

 

◎理由2:治療費の節約につながる

定期的な検診やクリーニングに通うことは一見「費用がかかる」と思われがちですが、実際には、虫歯や歯周病の進行によって高額な治療費が必要になった場合と比べて、予防の方が圧倒的に経済的です。

インプラントやブリッジ、入れ歯などの処置は非常に高額になることもあり、長期的にみると予防に力を入れる方がコストを抑えられるのです。

 

◎理由3:全身の健康にも関わる

最近の研究では、歯周病と全身の病気(糖尿病、心疾患、脳梗塞、認知症、早産など)との関連が明らかになってきています。

口腔内の健康は、全身の健康に深く関わっており、まさに「口は健康の入り口」なのです。

 

実際に何をすればいいの?

ここからは、今日からできる予防歯科の実践方法をご紹介します。

 

●毎日の正しい歯磨き

・1日2回以上、特に寝る前は丁寧に磨く

・歯ブラシは1ヶ月に1本を目安に交換

・フロスや歯間ブラシを活用

・歯みがき粉にはフッ素入りを選ぶ

●定期的な歯科医院でのクリーニング

・3~6ヶ月ごとのペースで定期健診を受ける

・歯周ポケットの深さや出血、歯石の有無をチェックしてもらう

・PMTC(プロフェッショナルクリーニング)で口腔内をリセット

●食生活の見直し

・だらだら食べを避け、間食の回数を減らす

・砂糖を含め飲料(ジュース、スポーツドリンクなど)の摂取を控える

・唾液の分泌を促すために、しっかり噛んで食べる

 

子供にも「予防歯科」は大切

子供の乳歯は永久歯より弱く、虫歯になりやすです。

また、乳歯が虫歯になると、その後に生えてくる永久歯の歯並びや健康にも悪影響を及ぼします。

そのため、子供の頃から定期健診とフッ素塗布を受ける習慣をつけることは、将来の健康な歯を守る第一歩になります。

 

まとめ~予防こそ最良の治療~

虫歯になってから、歯周病が進行してから、歯医者に駆け込むのではなく、「問題が起きる前に予防する」ことが最も大切です。

歯の健康は、生活の質(QOL)にtyokketuします。自分の歯で食事ができること、口元に自信を持てること、それは人生において大きな価値となります。

ぜひ、あなたも「予防歯科」という考え方を日常に取り入れて、いつまでも健康な歯を保ちましょう。

 

 

        🌻ひまわり歯科クリニック🌻

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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