こんにちは!ひまわり歯科クリニックです🌻
夏になると、熱中症対策として「ポカリスエット」や「
アクエリアス」 などのスポーツドリンクを飲む機会が増える方も多いのではないで しょうか? こまめな水分補給はとても大切ですが、「
頻繁にスポーツドリンクを飲むことが、 虫歯のリスクを高めてしまう」ということをご存じでしょうか? 今回は、夏に注意したいスポーツドリンクと虫歯の関係について、
わかりやすくお話していきます✨ スポーツドリンクには砂糖がたっぷり(*_*)
ポカリスエットやアクエリアスといったスポーツドリンクには、
汗で失われた水分やミネラルを補給するための成分が含まれており 、運動後の水分補給にはとても効果的です。 しかし、それと同時に多くの糖分(砂糖)
が含まれていることを忘れてはいけません。 例えば…
ポカリスエット(500ml):約31gの糖分(
角砂糖約8個分) アクエリアス(500ml):約23gの糖分(角砂糖約6個分)
これは清涼飲料水と同じ、もしくはそれ以上の糖分量です。
なぜスポーツドリンクで虫歯になりやすいの?
虫歯は「糖分」と「細菌」と「時間」
の3つがそろうことで発生します。
①糖分を摂取する
②口の中の虫歯菌(ミュータンス菌など)が糖を分解し、酸を作る
③その酸が歯を溶かし、虫歯になる
スポーツドリンクは糖分が多く含まれているうえに、
酸性の飲み物であるため、歯の表面を直接的に溶かす“酸蝕症” のリスクもあります。 さらに、「こまめに少しずつ飲む」
ことで口の中が長時間酸性の状態になり、再石灰化( 歯を元に戻そうとする力)が間に合わなくなるため、 虫歯のリスクがグンと高まってしまうのです。 「一気に飲む」と「ちびちび飲む」では大違い!
実は、
スポーツドリンクを一気に飲む場合とちびちびと時間をかけて飲む 場合では、虫歯のリスクに大きな差があります。 たとえば、
朝から夕方までずっとちびちびとスポーツドリンクを飲んでいる人
運動後に1回だけごくごくと飲んで、すぐに水でうがいをする人
この2人を比べると、
圧倒的に前者の方が虫歯になるリスクが高いです。 口の中が“常に酸性”
の状態にさらされる時間が長ければ長いほど、 虫歯のリスクは高まるのです。 特に気をつけたいのは「寝る前」や「勉強中」
以下のようなケースでは、虫歯リスクがより高まります!
寝る前にポカリを飲む
→ 寝ている間は唾液の分泌量が減るため、
酸を洗い流す力が弱くなり、虫歯になりやすい状態に。 勉強中にずっとアクエリを飲んでいる
→ 長時間、口の中に糖分が存在することで、
虫歯菌が活発に活動しやすくなります。 赤ちゃんや子どもに水代わりにスポーツドリンクを与える
→ 乳歯は大人の歯よりも虫歯に弱いため、注意が必要です。
虫歯を防ぐための上手な飲み方
では、スポーツドリンクを飲んではいけないのか?というと、
そうではありません。 ポイントは「飲み方」にあります。
虫歯になりにくいスポーツドリンクの飲み方
一気に飲んで、口をゆすぐ
飲んだ後は水やお茶を飲む
長時間ちびちび飲まない
寝る前には飲まない
食後や間食時など“食べるタイミング”で飲むようにする
また、
できればスポーツドリンクを水や麦茶に置き換えることも有効です 。 どうしてもスポーツドリンクが必要な場面(炎天下の運動、
発熱時など)では、上記の注意点を守ることで、 虫歯のリスクを大きく減らすことができます。 歯の健康を守るためにできること
虫歯のリスクを減らすには、日々のケアも大切です。
✔1日2〜3回の正しい歯みがき
✔フッ素入りの歯みがき粉を使う
✔定期的な歯科検診
✔食後にキシリトールガムをかむのも◎
特に夏は、
冷たいジュースやアイスなど甘いものを食べる機会も増える季節。 スポーツドリンクだけでなく、全体的に「
糖分の摂取量が増える時期」でもあるため、 意識的にケアすることが大切です。
まとめ🌻
暑い夏、水分補給はとても大切ですが、スポーツドリンクを“
こまめに飲みすぎる”ことで、 思わぬ形で虫歯リスクが高まることがあります。 「飲み方」と「その後のケア」を工夫することで、
虫歯を予防することができます。 当院では、日々のケアのアドバイスはもちろん、
患者さま一人ひとりに合わせた虫歯予防プランをご提案しています 。 気になることがあれば、いつでもお気軽にご相談ください。
みなさんの夏が、健康で楽しいものになりますように♪
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