こんにちは!ひまわり歯科クリニックです🌻
今回は1本欠損した歯をインプラントで補うメリットや治療の流れや注意点などをわかりやすくお話したいと思います。
日常生活の中で思わぬ事故や虫歯、歯周病などによって「歯を1本失ってしまった」という経験をされた方は少なくありません。たった1本の歯の欠損でも噛み合わせや見た目に大きな影響を及ぼすことがあります。そんな時に失ってしまった歯を補綴する治療の選択肢として注目されているのがインプラント治療です。
歯が1本なくなるとどうなるの?
歯が1本なくなるだけなら大きな問題ではないと思われがちですが、実が様々な悪影響が起こります。
①噛み合わせのバランスが崩れる
→欠損した歯の周囲の歯が倒れたり噛み合っていた反対側の歯が伸びてきたりすることがあります。これは「挺出」や「傾斜」と呼ばれ放置すると咬み合わせのズレを引き起こします。
②見た目に影響が出る
→前歯の場合は特に目立つ部位などで笑った時の印象が大きく変わります。奥歯の場合も長期間歯がない状態で放っておくと顔の輪郭が変わってしまうこともあります。
③発音や咀嚼に支障がでる
→食べ物を噛みづらくなるだけではなく「サ行」「タ行」などの発音が不明瞭になるケースもあります。
インプラントとは・・・?
インプラントとは失った歯の部分に人工の歯根(インプラント体)を顎の骨に埋め込みその上に人工の歯を装着する治療法です。ブリッジや入れ歯とは異なり隣の歯を削る必要がないのが大きな特徴です。
インプラントはチタン製の人工歯根を使用しており骨としっかり結合することで天然歯に近い噛み心地を実現しています。当院では多くの症例を経験してきたインプラント専門医がインプラント治療を行っておりますので、入れ歯のズレや痛み、しっかり噛めないといったお悩みがある場合はお気軽にご相談ください🏥
インプラントのメリット・デメリット
【メリット】
・周囲の歯を削らず治療できる
・噛み心地が自然で違和感がない
・長期的に安定しやすい
・見た目が美しい
【デメリット】
・保険適用外で費用が高い
・治療期間が数か月と完治までに時間がかかる
・外科手術が必要
ブリッジとの違いは・・・?
一本欠損を補う従来の治療法「ブリッジ」は欠損した歯の両隣の健康な歯を削って土台にしその上に人工の歯を被せます。確かに比較的短期間で安価に治療できますが、健康な歯を犠牲にしてしまうという大きなデメリットがあります。一度削った歯は元には戻せません。
一方インプラントは周囲の歯に一切負担をかけずに独立して機能する人工歯を作ることができ長い目で見れば周囲の歯の寿命を延ばすことにも繋がります。
インプラント治療の流れ
大まかなインプラント治療は以下の流れになります。
①カウンセリング・診断
CT撮影や口腔内の検査を行い骨の状態や全身の健康状態を確認します。
②治療計画
担当の先生と相談しながら治療方法や期間、費用などを決定します。
③インプラントの手術(1次オペ)
局所麻酔を行いインプラント体を顎の骨に埋め込みます。通常は1時間程度で完了します。当院では静脈内鎮静法という麻酔も可能なのでご相談ください。
④定着期間
インプラント体が骨としっかり結合するまでの期間約2~4ヶ月
⑤型取り(2次オペ)
最終的なかぶせ物の型をとったり色味を決めたりします。
⑥上部構造(人工歯)の装着
結合が確認できたらセラミックなどで作った人工歯を装着してインプラント治療は完了です。
インプラント治療の流れはこのように進んでいきます。やはり金額が皆さんが一番悩むところだと思います。インプラント治療後には、失ったご自分の歯を取り戻したように違和感なくしっかり噛むことができます。思い煩うことなく好きなものを、しっかり噛んで食べる喜びは生活の質を向上させます✨
たった1本の歯の欠損でも放置することで将来的に他の歯や顎の健康に影響が及ぶ可能性があります。
例えば咬み合わせが悪くなったり発音が不明瞭になったり、他の歯に負担がかかってしまうなど様々な面で悪影響が生じる可能性があります。
たった1本と思うかもしれませんが放置すると大変なことになってしまいます💦
インプラントはその欠損を「自然に」「長く」補うことができる優れた方法です。
ただすべての方にインプラントが適しているわけではありません。持病がある方や骨の量が不足している方は他の選択肢を考える必要がある場合もあります。
まずは歯医者さんで先生と相談して自分にとって最適な治療方法をみつけることが大切です!
ひまわり歯科クリニックでは定期健診の際でもインプラントについてご案内も可能ですのでお気軽にお尋ねください♪