診療・治療情報

2025.05.11

本当に歯は白くなる?ホワイトニングの効果・種類・リスクを徹底解説❕❕

はじめに・・・

「笑顔に自信が持てない……」「写真を撮るとき、つい口元を隠してしまう」

そんなお悩みを持つ方にとって、“歯のホワイトニング”は魅力的な選択肢です。芸能人のような白くて美しい歯に憧れを抱くのは、多くの人が共感できることでしょう。

しかし、ホワイトニングには様々な種類や方法があり、効果やリスク、副作用についても正しい理解が必要です。今回は、歯科医院で行うプロフェッショナルなホワイトニングから、市販のセルフホワイトニングまで、歯科医の視点から詳しく解説していきます。

ホワイトニングとは?

ホワイトニングとは、歯の表面に付着した着色や黄ばみを取り除き、本来の歯よりも白く見せる処置のことを指します。一般的には「クリーニング」と混同する方も多いのですが、両者は異なるものです。

・歯のクリーニング(PMTCなど):歯石やプラーク、外部からの着色(タバコのヤニ、コーヒー・紅茶などのステイン)を除去する処置。歯本来の色以上には白くなりません。

・ホワイトニング:歯の内部にまで作用する薬剤(主に過酸化水素または過酸化尿素)を使用し、歯そのものの色調を明るくしていく処置です。

ホワイトニングの主な種類

1.オフィスホワイトニング

歯科医院で歯科医師や歯科衛生士が行うホワイトニングです。高濃度の薬剤を使用し、専用のライト(LEDやレーザー)を照射することで短時間で白さを実感することができます。

メリット:

・持続性が高い(1回で効果が見える)

・医師の管理下で行うため安心

・虫歯や歯周病のチェックも同時に可能

デメリット:

・一般的には費用が高め(1回あたり3~5万円程度)

・白さの持続には複数回の施術やメンテナンスが必要

2.ホームホワイトニング

歯科医院で作成したマウスピースに薬剤を入れ、自宅で装着して徐々に歯を白くしていく方法です。

メリット:

・白さが長続きしたすい

・自分のペースでできる

デメリット:

・効果を実感するまでに2~3週間程度時間がかかる

・自己管理が必要

3.デュアルホワイトニング

オフィスとホームの両方を組み合わせる方法です。即効性と持続性の両方を兼ね備え、より理想的な白さを目指す方には人気があります。

4.市販のホワイトニンググッズ

ドラックストアやネット通販などで購入できる、ホワイトニング歯磨き粉、シート、ペンなど。

メリット:

・手軽で安価(数百~数腺炎程度)

・気軽に始められる

デメリット:

・効果は限定的(ステイン除去程度)

・過剰な使用で歯を傷つける可能性もある

ホワイトニングの効果と持続性

ホワイトニングによって、歯は平均して2~4段階明るくなると言われています。個人差があるため、「真っ白」になるとは限りませんが、透明感のある自然な白さに近づけることが可能です。

効果の持続時間は以下のようになります。

・オフィスホワイトニングのみ:約3~6カ月

・ホールホワイトニングのみ:約6~1年程度(専用トレーの消耗)

・デュアルホワイトニング:1年~それ以上

もちろん、飲食や喫煙の習慣によって白さの持続は変わります。白さを保つためには、定期的なタッチアップ(再ホワイトニング)や日々のケアが欠かせません。

ホワイトニングの副作用とリスク

ホワイトニングには副作用が起こる場合もあります。最も一般的なのは「知覚過敏」です。薬剤が象牙細管に浸透し、歯がしみるような痛みを感じることがあります。

その他のリスク:

・歯茎に薬剤が付着すると一時的に白くなる(数時間で元に戻る)

・虫歯や歯周病がある場合、悪化することがある

・セラミックや詰め物は白くならない(天然歯のみ対象)

歯科医院で事前に口腔内をチェックしてもらうことが非常に大切です。

ホワイトニングがおすすめな人・控えた方がよい人

おすすめの人

・結婚式や就職活動など、大切なイベント控えている方

・加齢による黄ばみが気になる方

・第一印象を良くしたい営業職や接客業の方

控えた方がよいケース

・妊娠中または授乳中の方

・重度の虫歯や歯周病がある方

・歯の神経を取って変色している場合(別の治療が必要)

ホワイトニング後のケアが大切

白くなった歯を維持するには、次のような日常のケアが必要です。

・色の濃い飲食物(コーヒー、赤ワイン、カレーなど)を控える

・喫煙を避ける

・ホワイトニング専用の歯磨き粉を使う

・定期的な歯科医院でのメンテナンス

特に施術後24~48時間は着色しやすい状態になっているため、「白い食べ物」を意識して摂取するのがおすすめです。

まとめ・・・

ホワイトニングは、見た目の印象を大きく変える歯科処置のひとつです。ただし、安易に市販の商品だけで済ませたり、リスクを知らずに自己流で行うと、かえって歯や歯茎を傷めてしまうこともあります。

まずは信頼できる歯科医院で相談し、口腔内の健康状態をチェックしたうえで、自分に合ったホワイトニング法を選ぶことが大切です。正しい知識とケアで、白く輝く笑顔を手に入れましょう。

 

       🌻ひまわり歯科クリニック🌻

 

 

 

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