診療・治療情報

2023.12.01

口が開けにくい、あごが痛い等の症状のある方へ

顎関節症とは

顎関節症とは口が開けにくい、口を開けると痛い、あごで音がする、噛む際の不快感、頭痛、顔面痛などの症状のある顎やあごの筋肉の疾患です。当院でも顎の痛みや口が開きにくいなどの症状で来院される方も多くいらっしゃいます。

 

顎関節症は一生のうちに半数の人が経験するとも言われており、多くの人が一度は経験している病気と言われています。

原因としては、咬み合わせや歯並びが悪い、歯ぎしり、関節の損傷、ストレス、関節周囲の炎症などが考えられます。診断と治療には、歯科医師や顎関節専門医の協力が必要です。治療法には、理学療法、口腔治療、マウスピースの使用などありますが場合によっては手術などが含まれます。個々の症状に基づいて、適切なアプローチが選択されます。

 

どのような検査がありますか?

顎関節症の診断は様々な検査があります。以下の検査を通じて顎関節症の可能性を評価していきます。

  1. 1.症状の詳細な調査

どのような顎の痛みがあるか、クリッキング音、顔面の症状など、患者の症状を注意深く尋ねます。

2. 口腔検査

口内の構造や咬み合わせに関する詳細な検査を行います。歯の状態や咬み合わせに問題がないかを確認します。

3. 動作試験

 口を開け閉めしたり、顎を動かす際の制限や異常を確認します。また、顎の関節周りの触診も行います。

4.画像診断

 X線やMRIなど画像診断を行い、顎関節の構造や異常を詳細に調べることがあります。

5. 病歴の収集

 過去の歯科治療や外傷、歯ぎしりの有無、ストレスの程度など、患者の病歴を詳しく調査します。
これらの評価を通じて、医師は顎関節症の診断を確定し、適切な治療計画を立ていきます。

どのような治療法がありますか?

顎関節症の治療法は症状や原因によって異なりますが、一般的なアプローチには以下のようなものがあります:

1. 理学療法

電気を流したり、マッサージなどで筋肉をほぐして血流を改善し、痛みを軽減します。これにより、顎の運動や筋肉のバランスが改善されることがあります。

2. 薬物療法

非ステロイド性抗炎症薬や筋弛緩剤が処方し顎の炎症や痛みを和らげます。

3. スプリント療法

スプリント療法とは、マウスピースを使用した方法です。マウスピースを装着して、顎関節をリラックスさせた状態にします。歯ぎしりや咬み合わせの問題を緩和することが期待されます。

  1. 心身医学療法

ストレスによって食いしばりなどが生じ、顎に負担がかかる場合があります。その場合、リラクセーション法やストレス軽減の方法が勧められることがあります。

5.リハビリ療法

ずれてしまった関節円板を元に戻すようなマッサージを行ったり、顎周りの筋肉をほぐすストレッチなどを行い、口を開けられる量を増やしたりします。

 

  1. 手術

一部の重度の顎関節症に対しては手術が検討されることがありますが、手術は最終手段として考えられています。他の治療法が効果的でない場合に検討されます。

治療法は患者の症状と状態によって異なるため、専門医の指導のもとで適切な治療計画が組まれるべきです。

顎関節症は何科で診療してもらえる?

顎関節症を放っておくと顎や顎の動きに異常を感じるだけではなく頭痛や肩こり、耳鳴りなど症状が全身に及ぶ場合があります。耳鳴りや耳の痛みで耳鼻科に行かれる方も多くいらっしゃるようですが顎関節症は歯科、口腔外科で診療可能です。

 

日常生活でも顎の関節や筋肉に負担をかける行為(歯を食いしばる、猫背などの悪い姿勢、常にガムを噛む、ストレス、頬杖、うつぶせ寝)など気を付けることも重要です。

 

顎に負担をかけない生活を心がけたり、顎や頬の筋肉をほぐすマッサージなどご自身で出来る対策で改善するようなら良いですが、症状が持続する場合や悪化する場合は、歯科医師や口腔外科医に相談することが重要です。

 

気になる方は一度診療されることをお勧めします。

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