診療・治療情報

2022.06.02

プラークって何?

お口の中の代表的な病気である虫歯と歯周病。この2つの病気の原因は、プラーク(歯垢)と呼ばれる歯の表面の付着する細菌の集まりです。今回はこのプラークについて知りましょう!

① 歯の表面では唾液の成分であるペリクルという糖たんぱく質が薄い膜を作っています。

② そこに虫歯の原因となるミュータンス菌などがくっつきます。くっついた菌は、食べ物の中のショ糖を使ってグリコカリックスとい       うネバネバした物質を作り、自分たちが住みやすい環境を作り始めます。

③この状態がしばらく続くと、ミュータンス菌以外にもこの住みやすい環境を狙って、歯周病の原因となる悪玉菌が侵入し増えていきます。

プラーク1㎎の中には、約1億匹のたくさんの種類の細菌が住んでいるといわれています。この細菌たちは、もともと口の中に潜んでいたのですが、プラークという住みやすい環境を見つけ、移り住みます。その中で最も凶悪な細菌は、歯周病の原因菌です。

現在、成人の約8割が歯周病を発症しています!

細菌が集まってプラークを形成するには約1日かかるため、食事の後にはまだプラークにはなっていません。

それなら、お口をすすぐだけでもいいのでは?と思うかもしれませんが、プラークは水に溶けない性質を持っています。

そんなプラークを取り除くための一番簡単な方法は毎日の歯磨きです。

ちょっと長く感じるかもしれませんが、一日合計10分くらいは歯を磨くようにしましょう!

 

★当院では虫歯や歯周病の検査や予防のためのクリーニングや歯ブラシ指導を行っています★

定期的なクリーニングで虫歯や歯周病から歯を守りましょう!

皆様のご来院をお待ちしております。

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