診療・治療情報

2021.11.22

酸蝕症について

みなさん「酸蝕症」という言葉を聞いたことがありますか?

酸蝕症とは・・・酸によって歯が溶けていくことです。虫歯も歯が欠けたり、穴が空いたりしますがそれと何が違うのと思った方もいると思います。

その名の通り「酸蝕症」は酸によって歯が失われます。逆に虫歯はむし歯菌によって酸がでてきて失われます。違いは虫歯菌が関わっているかどうかです。歯の表面はエナメル質という硬い組織でできていますが、強い酸に触れると化学反応を起こして分解し溶けてしまいます。またお口の中はpH7の中性を保つようになっていますがこの化学反応によって崩されてしまいます。

原因は大きく分けて2つあります。

①酸性の食べ物を摂取すること

②体内からお口の中に酸性のものがでてくること

①は簡単でお酢やスポーツドリンク、フルーツを多く摂取することです。少し前の話ですが、コーラを飲むと歯が溶ける!!なんていう噂のようなものを耳にしたことはなかったですか?実はあれは噂でもなく事実でした、、、!

②は胃食道逆流症、摂食障害、アルコール依存症などです。

歯が溶けやすいからといって全く酸性のものを食べないのも難しいですし、なかには栄養が高いものもあります。そこで酸蝕症になりにくような対策をとることが大事になります。

~対策~

①酸性のものを食べた後はお口をゆすぐ

お口をゆすぐことで中性に戻しリスクをおさえることができます。

②就寝前には酸性の食べ物を控える

就寝中は唾液の分泌が少なくなっているので注意が必要です。

③食事はよく噛んで食べる

よく噛んで食べる事で唾液の作用で酸が中和され予防に効果的です。

酸蝕症かどうかを見分けるのは難しいので、しみたり歯が黄ばんでみえたり、よく酸性の食べ物を食べるという方は是非1度歯医者で聞いてみることをお勧めします!!

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