診療・治療情報

2019.11.01

歯ぎしりによる痛みと影響

こんにちは!

今日から11月ですね。

夜になると急に冷え込みますので、体調には十分お気を付けください。

当院スタッフは今年もインフルエンザの予防接種を受け、今から早めの対策をとっています(^^ゞ

 

ここからは、すこし私の歯の話を…。

以前このブログでも書きましたが、先日むし歯でもない歯が突然痛み出し夜も眠れない状況が続きました( ;∀;)

原因は歯ぎしりや食いしばりによるもの。

噛み合わせを調整してもらって痛みはおさまったのですが、その後も歯ぐきの腫れだけが一向にひかなかったのです。

先生に相談し、診てもらっても原因はわからず…

原因追及と症状改善のために、歯ぐきを切開し中の状態を視診してもらいました。

すると、本来あるはずの歯ぐきの骨「歯槽骨」が溶けてなくなっていたのです。

 

咬合性外傷について…

歯の揺れや歯茎の腫れと聞いて、一般の方が最初に思い浮かべるのは歯周病や歯槽膿漏だと思います。

ところが、一見すると歯周病と思える場合でも実はその原因が歯周病菌ではなく、噛み合わせに原因がある場合が少なくありません。

この悪い噛み合わせや歯ぎしりによる歯の揺れや歯槽骨の溶け(吸収)のことを専門用語で“咬合性外傷”と呼んでいます。

私はまさにこれでした…(*_*)

この咬合性外傷は、歯に過度の噛み合わせの力が掛かることによって、その刺激により歯が揺れて周りの歯槽骨が溶ける(吸収)ことによって起こります。

 

咬合性外傷による歯槽骨の変化

歯槽骨は歯ぐきの下にあるため実際には目にすることがありません。

↓以下の写真は、歯槽骨が溶けていない正常な歯ぐきの状態の模型です。

↓以下の写真は、この正常な歯ぐきの下の歯槽骨の状態が見えるようにした状態です。

正常な歯槽骨は、歯を支える骨の量が十分にあることがわかります。

 

それに比べてこちらの写真はどうでしょうか。

咬合性外傷によって歯槽骨が溶けてしまった状態です。

通常の歯周病でもこのような状態になることがありますが、歯を支える歯槽骨の量が少なくなっているのがわかります。

 

~咬合性外傷の防止~

・マウスピースの装着

歯ぎしりや食いしばりがある方には就寝時にマウスピースの装着をお勧めします。

寝ている間の歯軋りや食いしばりは、噛み合わせに過度な力がかかるため咬合性外傷を引き起こしやすいです。

私は、この歯ぎしり・食いしばりによって咬合性外傷になってしまったので、今はマウスピースをしないと不安で眠れないほどになりました。

毎日マウスピースを装着して寝ていますが噛み合わせによる痛みは全くなくなりました(^^)

 

・噛み合わせの調整

・歯周病の予防、治療

これらは、定期的に歯科医院で検診を受けてメンテナンスを行うことが大切です。

しばらく受診をしていない方は、検診にいらしてくださいね。

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