こんにちは!
今日は天気が良くて気持ちがいいですね(^^♪
さて、当院では歯列矯正の治療を行っていますがどんな仕組みで歯が動いているかわからずに治療を受けている方も多いと思います。
そこで、今日は歯列矯正の仕組みについてお話してみたいと思います☆
◆組織学から考える「歯列矯正の仕組み」
歯の根の部分(歯根)と歯槽骨の間には歯根膜と呼ばれる繊維状の組織が存在します。
この歯根膜は、物を噛んだ時にその硬さなどを感知する圧力センサーとしての機能も持っており、噛む強さ等を自動的にコントロールする大事な役目を果たしています。
歯に矯正力が加わると片側の歯根膜は伸び、反対側の歯根膜は圧縮されます。
そうすろと歯槽骨の表面に変化が起きます。伸びた歯根膜の先の歯槽骨面上では骨芽細胞と呼ばれる骨の元になる細胞が現れ、歯槽骨を新しく作っていきます。
圧縮された歯根膜の歯槽骨面上では破骨細胞と呼ばれる骨を溶かす細胞が現れ、歯槽骨を吸収していきます。
矯正治療の治療期間が長い理由
骨形成と骨吸収による変化は自然の状態でも成長に伴っておこなわれています。
骨吸収により古くなった骨が壊れる一方で新しく骨が作られる骨形成を繰り返して新陳代謝を行っています。
矯正治療はこの作用を活かしたもので、歯に矯正力をかけることにより部分的に変化を与えて骨形成と骨吸収を起こして徐々に歯槽骨の中の歯を移動させるものです。
歯を動かすには適正な矯正力というものがあるため、強い力をかけたから歯が早く動くというものではありません。
強い力がかかると歯根膜に変性組織が生じたり、歯槽骨が溶ける「歯根吸収」を起こすといった障害が起きることがあります。
患者様の中には早く動かしてほしいと希望される方もいらっしゃいますが、上記にご説明したことをお話し、ご理解いただいております。
適正な力で組織変化を起こして歯を動かしていくことが望ましいのです。
当院では、なるべく弱い力で効率よく歯が
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